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コーヒーが宅配で届くとき、玄関を開けて包みを受け取る側からもうコーヒー豆の香りがして、
開けたらまた香りが増して、あの幸福ったらないなぁといつも思う。

先週、祖母から野菜と梅干しが届き、決してこぼれないようぴっちり包まれた袋(こういうところも遺伝かも)を解くと、ふわり、梅の香りがして。

とにかく思いきり酸っぱくて、大きくて、どっしりと赤い祖母の梅干し。
ほんのり甘いような香りに、昔住んでいたあの家の、梅干しとワインでいっぱいな地下室や、祖母の料理や手巻き寿司のことを思い出して、
一瞬、やっぱりしっかりノスタルジー。

香りというもののもつパワーといったら。

そんな言葉があるのかしらだけれど、どうやらわたしはなかなかのババコンらしいと知ったのはこの数年。
コーヒー、ミシン、料理にお酒にチョコレート、それから家族がだいすきな人。

祖母はやっぱり永遠の憧れです。
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自分で作ったものばかり食べていると、時々無性に外の味が恋しくなるというのに、外のものが続くと今度は、自分の、食べ慣れた味に、こころから安心する。

年末年始のあの感じと、やらなきゃいけないことたちが過ぎ、ひとつずつふつうに戻っていくのを噛みしめるように食べた、今夜のミネストローネ。

はぁ自分の味だなぁと、この薄さ。
落ち着く。

すっかり作り飽き、食べ飽き、見飽きたものたちを、それでも愛でるようにいたいなぁ、と。
iPhoneを修理のお店に預ける30分、番号札を片手に、終わるまでに買い物を済ませようとバッグの中に手を伸ばし、いつものポケットにiPhoneがなく、あぁ、たった今預けたのだったなと気づくまでに、一瞬、とても焦る。

買い物をしようにも、いったいなにを買うのだったかしらのメモがないし、30分で終わりますと言われた今がいったい何分たったのかもわからないし。
携帯が無いとほんとうに何にもできない自分に、呆れ、もはや恐怖さえ感じる。

結局、図書館で本を読んで過ごし、たぶん30分は大きく過ぎたころ、
良い本だったなぁ、と著者の名前をメモしようとして、あ、携帯ないんだった。とまた気づく。

不便だったけれど新鮮で自由で、不思議に気分がとても良かった、たったの30分。
ゆっくり読んだ本は、世界のアナログっぽい写真たちがとてもきれいだった。

竹沢うるまさん。
旅情熱帯夜。

旅、でなくとも、今度出かけるときは、すこしだけでも携帯の電源を切ってみようと思う。
今年は暖冬だというのに、いやいやしっかり寒いですよの、足が冷えるなぁ、のこの頃。

決して寒がりではなかったはずが、年々、暑い寒いと我慢弱い自分に、こんなんじゃだめよと、今日も、極寒の朝をやっぱり窓全開にして、ないない気合いをふりしぼる。
洗濯掃除ラジオ体操。
これ書いたらミシン。

一段と冬っぽくなったように感じる年明け。
昨日はアラレが降った。
神奈川の寒さでこんなことを思うなんて、雪マークの日本海や、北海道や、ロシアの人からみたら、、、

今年はアウターとマフラーを暖かいものに新調して(コートなんてほとんど着たこともなかったのに!)、
冬服着られるのもあと半分くらいかと思うと、寒いけど、もくもくほくほく出かけたいし。
澄んだ空気とすっきりとした快晴は、やっぱりとてもたのしい。

暖冬、しかし、
冷えは万病の元、といいますものね。
皆さまどうぞご自愛くださいませ。
子どものころ、わたし以外の家族全員がA型で、月は違うけれど誕生日が15日16日17日18日19日と並んでいて、
わたしだけ仲間はずれ、だと、かなしかった。

今はもう、そんな小さなことの何がそんなにいやだったのだろう、と思うのだけれど、子供にとっては重大な、
あぁそういえば、足の親指がみんなより短いことも悩みだった。

たった6人の家族や、同級生や、学校のなかが全宇宙みたいだったあのころ。
引越したり転校したり、高校辞めたりバイトしたりして知る、友人や恋人や、上司たち。
世界はひろくいろいろな人がいることを、自分なんてとにかくありふれていることを。
けれどまだいまも、全然、小さいなぁ、って。

夫の実家では、みんながわたしと同じ血液型なのがとてもうれしく、亡き夫の父とは名前も一文字違いで、昭和5年と平成5年の生まれ。
母と一緒に、片思い中の中学生みたいに、運命かもねとか言って喜ぶ。

わたしの倍以上生きている夫と、その家族(つまりわたしにとっては義理の妹も20歳以上年上)、まわりの人たちの広大さ、というのかしら。
感心して、かなわなくて、でもそんな自分の小ささがどうだなんてこと、自体がもう、彼らからしたら小さなことなんだろう。

知らないわからないを、少しずつ知っていくのは楽しく、そこを素直に吸収できる自分でありたいなと思う。

あの、古い話をほんのり得意げに話す夫。
昭和の音楽とウルトラマンについて、20代にしてはかなり詳しいほうではないかと、自負しております。

(ディズニーの小さな世界は、その当時母に弾いてもらってだいすきだった曲。)
About
furuyama saki
神奈川県在住 1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在はスロー活動中。

29歳年上夫とふたり暮らし。
美味しいもの、きれいなもの。リネンと花と野菜が好きです。
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