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mel

動じない人
母と夫はすこし似ていて、痩せているとか口数が少ないとかもそうなのだけど、やっと気づいた、いろいろの、外的なことに動じないところが似ている。

子どもの頃に想像した大人に全然なれていないなと思うのは、想像した大人ってつまり一番身近な母だったわけで、
あんなふうに字もきれいではなく、ピアノも弾けないし、とかね、
それとおんなじ風に。

母はなんというかいつも同じ。
なにを考えているかわからない人だなぁと思っていた。
テンションが一定で、どうしよう!どうしよう!とかってならなくて、とにかく、のほほんとしていた。
昨年くも膜下出血で倒れた時、ほとんど初めてといっていい、あんな風に人間らしいところを見たような気がする。

わたしは28にもなったというのに、すぐに動じる。
最近は花粉とか寒暖差とか、世の中の雰囲気にちょっと滅入ってしまって、
でもそんなのわたしだけじゃなく、もっと大変な人はたくさんいる。

とりあえず上を向いてみたら(精神的にではなく物理的に、首をあげて天井を見る)、ちょっとすっきりした。
悩んだり真剣になったりすると下を向いていることが多いから。

動じていないわけじゃなくて、そう見せていないだけ、なんだろうな。

しかし夫は起きているとき本当に寡黙で穏やかで、まったくもって微動だにしない岩のようであるのだけど、
眠りについた瞬間に人間らしく、いやむしろ怪獣のごとく凄まじいイビキをかく。。
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