たとえば、双子の卵。
リネンは天然素材。
フラックスという植物からできているそれは、その時々で色が微妙に違い、特有の、ネップと呼ばれる糸の筋がある。
均一でないそれがリネンの良さだけど、わたしのなかでそこに、美しいネップと美しくないネップがある。
縫い始める前、まず洗ってまっすぐにしてから、ネップを取る。美しくないものだけ取る。
リネンはシワになりやすい、とは誰もが知るところ、そしてそのシワにも、美しいシワと美しくないシワがある。
ちょうど、年を重ねてその目尻のシワすらも美しい人、というのがいるように。
今年、初めて行った飲食店で、布のコースターが出てきた。誰かの手製のようだった。
それはとても歪んでいて、とても美しかった。
アンティークの皿や、オーガニックの野菜が好き。
どこか揃っていなくて、ちいさな傷だったり、人参のヘタが双子だったり、ものすごく曲がった胡瓜だったりする。それが、良いと思う。
リネンには、ぴっちりさせすぎた姿は似合わないと思う。
自然のものの良さ、ゆらぎのあるものの美しさ。
そう、思いながら、どうしても適当にできない、まっすぐ綺麗に縫いたくなってしまう。
そのギャップは一体何なんだろう、と考える。
業務用の真っ白い皿が好き。アンティークの皿も好き。
どっちが、ということでもなく、そこに思うのは美しいかどうかで。
他人から見てや一般的にではなく、わたしの中の美意識において、いいかわるいか、が全てなんだと思う。
なんと偉そうなのか、って感じですね。。
夫は出会った時49才で、すこし白髪がある、それが素敵だと思った。
わたしはこの先、美しいシワを刻んで、白髪の似合うおばあさんになりたい。でもシミはいらない。
というわけで、商品たち、美しいと感じられるシワとネップは、残ったままです。
リネンは天然素材。
フラックスという植物からできているそれは、その時々で色が微妙に違い、特有の、ネップと呼ばれる糸の筋がある。
均一でないそれがリネンの良さだけど、わたしのなかでそこに、美しいネップと美しくないネップがある。
縫い始める前、まず洗ってまっすぐにしてから、ネップを取る。美しくないものだけ取る。
リネンはシワになりやすい、とは誰もが知るところ、そしてそのシワにも、美しいシワと美しくないシワがある。
ちょうど、年を重ねてその目尻のシワすらも美しい人、というのがいるように。
今年、初めて行った飲食店で、布のコースターが出てきた。誰かの手製のようだった。
それはとても歪んでいて、とても美しかった。
アンティークの皿や、オーガニックの野菜が好き。
どこか揃っていなくて、ちいさな傷だったり、人参のヘタが双子だったり、ものすごく曲がった胡瓜だったりする。それが、良いと思う。
リネンには、ぴっちりさせすぎた姿は似合わないと思う。
自然のものの良さ、ゆらぎのあるものの美しさ。
そう、思いながら、どうしても適当にできない、まっすぐ綺麗に縫いたくなってしまう。
そのギャップは一体何なんだろう、と考える。
業務用の真っ白い皿が好き。アンティークの皿も好き。
どっちが、ということでもなく、そこに思うのは美しいかどうかで。
他人から見てや一般的にではなく、わたしの中の美意識において、いいかわるいか、が全てなんだと思う。
なんと偉そうなのか、って感じですね。。
夫は出会った時49才で、すこし白髪がある、それが素敵だと思った。
わたしはこの先、美しいシワを刻んで、白髪の似合うおばあさんになりたい。でもシミはいらない。
というわけで、商品たち、美しいと感じられるシワとネップは、残ったままです。
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Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。
29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。
29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。