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広く、多く、なればなるほど却って不自由になっていく気がするのは、あまりにメニューの多すぎる店でわくわく、しかし頁をめくりながら途方に暮れてしまうあの感じに似ていて、
やみくもに拡げることではなく、まずは問うこと、なのかなと思う。

ジョコビッチの本にあった「身体の声を聞く。」
買っておいて結局グルテンフリーなんてまったくできていないのだけど、食べ物に限らず、今の自分、を問うこと、なんとなくにしてしまわないことは習慣になっている。

天気や変化するものたちに、いちいち揺れる、HSPだから仕方がないのだと言ってしまえばそうなのだけど、それを悲しいとか疲れるとか言わずに、だからこそ気づけて良かったなぁって。
いい方に捉えたい。

この頃は、身体の声、甘いでも辛いでも酸っぱいでもなくて、低気圧続きの滞るかんじ、香りのいいものを欲している気がして、
思いたって、朝の白湯に料理用のローズマリーを入れて飲んでみたら、まぁ草、想像以上に草、あまりに、残念ながらこれは違ったらしい。

夜になって、またやはりちょっと冷える、そういえば冬に飲んでいたのを思い出して、無糖ココアにシナモンをいれる。
苦くて、辛くて、シナモンがちょっぴり甘い香りがして、熱く、まさに求めていたものだなぁと落ち着く。
暖まるとすっきりして、脳みそが軽くなったような感じがする。
七月も下旬が来るというのに、自分で思っているより冷えているんだろうな。

いろいろなものがありすぎる。
多くの人がいて、商品があり、選択肢が宇宙みたいにあるけれど、自分はひとり、身体はひとつ口はひとつ。
食事や物に限らず、その日の仕事や人との関わりも、なんとなくにしない。それでいいのか、時に立ち止まって考える。もっとひとつひとつを大事にしたいと思う。

問う。
こたえは自分の内側からしか出てこなくて、小さな、けれど、宇宙よりもずっと、それが求めているもの。
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Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。

29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
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