今日の日記はごくプライベートな、そしてちょっと重めの話なので、平気な方のみどうぞ。
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京都に住んでいた妹が、四国の実家に帰ってからもうすぐひと月。
ここまでの諸々はまぁ置いておくとして、京都に比べてあまり寒くないよとか、なかなか楽しそうにしている。
昨日、スーパーで甥っ子に、いつものように好物の、うまい棒、を選ばせたら、これまで3本だったのを、4本持ってきた、という。
「ママと、パパと、ぼくの。」と言っていたのが、
「ママと、ばぁばと、おっちゃんと、ぼくの!」と言うらしい。
パパと離れて暮らすことになり、わたしの母、ばぁば、もまた、離婚している。
おっちゃん、というのは母のパートナー、でも彼にとって祖父、ではないなんとも微妙な立ち位置で、いったいどんな風なんだろう、と周りがあれこれ心配していたのを、4才が、いや子どもなのだから分かっていない、だとしても、すごいなぁ、と思う。
よく見ているんだなぁと感心する。
3年前、母がくも膜下出血で倒れたとき、救急車を呼んでくれたのはそのパートナーだった。
彼が居てくれなかったら母は今頃、と考えるとぞっとする。
あのとき、医師の言う最悪のパターン、をその場の親族全員が脳のどこかによぎって、久しぶりの再会に和気あいあいのふうでありながら酷く張りつめた空気の、あれもまたとても寒い日であったなぁの、あの、空気を、やわらかくしたのは他の誰でもない甥っ子だった。
当時まだ一歳になりたての、ママママと泣いてばかりの赤ちゃんだった彼が、でもなによりの光だった。
集中治療室で母に一瞬意識が戻ったとき、初めに発した言葉は「○○(甥っ子の名前)に会いたい」だったらしい。
わたしは、父母が離婚して引っ越して転校して、となったとき、すでにもっと大きかったので、彼と同じではないけれど、新しい環境。祖父母の家にも学校にも、なかなか馴染めなかった。
子どもの頃理由もなくあった自分への自信がなくなったのは、そのあたりのある意味では挫折かなぁとも思っていて。
離婚も転校も、今やまったく珍しいことでもないのだけど。。当時は父母に反抗するような思いとか、普通の家庭への憧れとか、いろんな感情があった。
夫は、わたしとはまるで違う、本当に仲の良いあったかい家庭に育った人。
夫に会って、結婚して、今はあまり、なにかを羨ましいとかそういう感情がない。
なにが良いとか悪いとかじゃなくて、 しあわせにもいろいろあるなぁと、みんながしあわせであってほしいなぁと思う。
母にも、パートナーにも、もちろん父にも。元、義弟にも。
これから、新しい環境で育っていく甥っ子に、どうか楽しいことがたくさんありますように。
長い日記をすみません。
あまりに感動したので、どうしても書きたかった。
今度、久しぶりにうまい棒、買ってみようかな。
夫のと、わたしの。
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京都に住んでいた妹が、四国の実家に帰ってからもうすぐひと月。
ここまでの諸々はまぁ置いておくとして、京都に比べてあまり寒くないよとか、なかなか楽しそうにしている。
昨日、スーパーで甥っ子に、いつものように好物の、うまい棒、を選ばせたら、これまで3本だったのを、4本持ってきた、という。
「ママと、パパと、ぼくの。」と言っていたのが、
「ママと、ばぁばと、おっちゃんと、ぼくの!」と言うらしい。
パパと離れて暮らすことになり、わたしの母、ばぁば、もまた、離婚している。
おっちゃん、というのは母のパートナー、でも彼にとって祖父、ではないなんとも微妙な立ち位置で、いったいどんな風なんだろう、と周りがあれこれ心配していたのを、4才が、いや子どもなのだから分かっていない、だとしても、すごいなぁ、と思う。
よく見ているんだなぁと感心する。
3年前、母がくも膜下出血で倒れたとき、救急車を呼んでくれたのはそのパートナーだった。
彼が居てくれなかったら母は今頃、と考えるとぞっとする。
あのとき、医師の言う最悪のパターン、をその場の親族全員が脳のどこかによぎって、久しぶりの再会に和気あいあいのふうでありながら酷く張りつめた空気の、あれもまたとても寒い日であったなぁの、あの、空気を、やわらかくしたのは他の誰でもない甥っ子だった。
当時まだ一歳になりたての、ママママと泣いてばかりの赤ちゃんだった彼が、でもなによりの光だった。
集中治療室で母に一瞬意識が戻ったとき、初めに発した言葉は「○○(甥っ子の名前)に会いたい」だったらしい。
わたしは、父母が離婚して引っ越して転校して、となったとき、すでにもっと大きかったので、彼と同じではないけれど、新しい環境。祖父母の家にも学校にも、なかなか馴染めなかった。
子どもの頃理由もなくあった自分への自信がなくなったのは、そのあたりのある意味では挫折かなぁとも思っていて。
離婚も転校も、今やまったく珍しいことでもないのだけど。。当時は父母に反抗するような思いとか、普通の家庭への憧れとか、いろんな感情があった。
夫は、わたしとはまるで違う、本当に仲の良いあったかい家庭に育った人。
夫に会って、結婚して、今はあまり、なにかを羨ましいとかそういう感情がない。
なにが良いとか悪いとかじゃなくて、 しあわせにもいろいろあるなぁと、みんながしあわせであってほしいなぁと思う。
母にも、パートナーにも、もちろん父にも。元、義弟にも。
これから、新しい環境で育っていく甥っ子に、どうか楽しいことがたくさんありますように。
長い日記をすみません。
あまりに感動したので、どうしても書きたかった。
今度、久しぶりにうまい棒、買ってみようかな。
夫のと、わたしの。
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Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。
29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。
29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。