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買い物に行くと感じるのは、そのものの値段を見てというより、断りの文言の多さ。
本当になにもかも値段が上がり、上がるだけならまだしも、なくなった、のも多い。

新商品とか期間限定、という文字にあまり心踊らない。
それより、同じものがまた買えないということに、ちょっと恐怖心みたいなふうがある。

好きになるとずっとそれを買いたいし、またあれを食べたい、あれを使いたい。
それが叶わないこともどうしてもある、それが普通、でもなるべくなら、そこにお金を使いたい。

ちょっとくらい高くても、潰れて欲しくないお店には行こう。それから近所で買い続けよう。
なんでもないような当たり前のことだけど、値上げばっかりの今、大変なのは消費者だけじゃなくてお店もそうなのだし。

布の値上がりもなかなかのものです。。
今日縫っていたリネンの産まれたベラルーシ、という国はしかし今、どれほど大変なのだろう。

変わらずそこにあってくれるというのはもう、普通のことと思ってはいけないのかもね。
昔の人のいう、ごはん粒ひとつ残さずに。みたいなのを、今いかに、とか思う日々です。
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Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。

29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
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