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mel

無題
昨日、小説を読んでいた夫が、これ良かったーと見せてくれたその、一頁だけをわたしも読んだ。
川端康成の短編集。
「花は毎年咲きます。」という終わり、とても良かった。

近所では梅がちらちらときれい。
椿はもう終わったらしく、あぁ春が来るなぁと感じる。

いつだっけ、あのウイルスで街から人がいなくなった頃、餌のなくなったカラスが繁華街から住宅の方に移動した、とかっていう話を聞いた。
今はもう戻ったのかな、よく分からないけど、そもそも彼らにはこの数年の景色が、どう見えているのだろう、と思う。
突然人間たちの口の動きが見えなくなったよね、とか言い合ったりするのかな。

ツバメはまた春になったら来る。
梅のあとは桜が咲くし、花が散ればその新緑の美しさにハッとするだろう。

毎年変わらずあってくれるものの有り難さ。
しかしその生命のためにあるらしいのに花粉症っていったい何なんでしょうね。。
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