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mel

長袖、スカート、靴下。
小物や生活のもの、指先でふれるものだけでなく、全身の皮膚も、布を愛しているのだなときづく。

ひさしぶりに靴下をやめて、素足を出して出掛けた日。
お風呂以外で自分の足首を見たのはいったいいつぶりかしら、そわそわして、フットカバーは履いたけれど、なんだかとても夏のなかにいる気持ちになる。
バレエシューズの上に覗く皮膚。骨に血管。めずらしいものを見て家に帰り、シャワーを浴びて、いつものように靴下を履く。

そして長袖。

紫外線でも体型カバーでもなく、夏のひとりの家のなかでさえも長袖を着たい、靴下を履きたいのは、
いつもリネンとコットンに覆われて、包まれて生きていたいのだろうなとおもう。
ほんのすこしの露出に、そわそわ。夏のはじまり。
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