そういえば、と、わたしは窓がすきなのだときづく。
明るい日の射し込む窓際席、電車から見える窓の外、夏には西陽が眩しすぎる台所も、北向きのやわらかな空の青も、しずかな雨の昼間の、水滴滴る格子模様も。
子供の頃から何度も引越しをしたけれど、いつも台所の正面に窓のある家だった。
最初に立った二階の台所の窓からは近所の景色がよく見えて、一階の台所からは裏の家のおばさんと網戸越しにおはようおかえりいってきます。祖母の家の台所からは裏山の木が。次の家では景色はなかったけれど、換気扇ではなく、窓から風を通して洗い物をした。
窓。ウィンドー。
エアコンも除湿機も欠かせない現代人だけど、朝はやっぱり窓をあけて部屋を新しい一日にしたい。
外を眺めて、風や光に時間の流れを感じて、夕陽が見えたら夫を呼んで。
今日はどんよりと白く、一日中同じ色だったけれど、道路をあるく子供の声に、あぁそうか日曜日だったなと、そんな、ひとりの春の午後。
明るい日の射し込む窓際席、電車から見える窓の外、夏には西陽が眩しすぎる台所も、北向きのやわらかな空の青も、しずかな雨の昼間の、水滴滴る格子模様も。
子供の頃から何度も引越しをしたけれど、いつも台所の正面に窓のある家だった。
最初に立った二階の台所の窓からは近所の景色がよく見えて、一階の台所からは裏の家のおばさんと網戸越しにおはようおかえりいってきます。祖母の家の台所からは裏山の木が。次の家では景色はなかったけれど、換気扇ではなく、窓から風を通して洗い物をした。
窓。ウィンドー。
エアコンも除湿機も欠かせない現代人だけど、朝はやっぱり窓をあけて部屋を新しい一日にしたい。
外を眺めて、風や光に時間の流れを感じて、夕陽が見えたら夫を呼んで。
今日はどんよりと白く、一日中同じ色だったけれど、道路をあるく子供の声に、あぁそうか日曜日だったなと、そんな、ひとりの春の午後。
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