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mel

瑞々しく
そういえばと、東京へ出て来た六年前、驚いたのはスクランブル交差点でも物価の高さでも料理の味でもなく、冬の寒さだった。

夏は四国と変わらず暑いのに、冬、というかあれはすでに3月も半ば、まだ多くの人がダウンコートを着て歩く朝の新宿で、郊外のちいさなアパートの部屋で。
そしてなにより、電車を待つホームに抜ける、風の冷たいこと!

年々寒いのが苦手になるのを、歳のせいよ、と妹にいわれて、むしろその妹の年齢に驚く。
母はいつも寒がっていたけど、こうして少しずつ似ていくのかしら。

冷えを感じても、しみが増えても、気持ちはいつも若々しく、瑞々しくいたいなぁとおもうこの頃。

部屋の中、首にちいさなストールを巻いて過ごす。
きびきび動こう。冬は、飽和水蒸気とのたたかいです。
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