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mel

残暑お見舞い申し上げます
すこしずつ陽が短くなるのを感じる夕方。

気がつくともうお盆も終わっていて、あんなに永遠のように感じていた夏も、あぁ、やっぱり、あっという間に時間は過ぎて。

また一段と暑かった今日。
いやでもやっぱりまだまだ永遠のように残暑があるのよねと思い直す。
終わりそうで、終わりの見えない、東京の夏。


祭りの翌朝、提灯が消え、踊りの音が消えるとともに、ぷつりと、ぱちんと、消え入るように終わると思っていた田舎の夏。
あの、8月16日の感じはけっこうよかったなぁと、何年も見ていない景色を美化して、ここより5度くらい涼しかったように感じて。

浴衣の下にあんなに汗をかいて、脚は棒で、汽車は少なく人は多く家は遠く。

思いかえす夏。
祭りの四日間より寧ろ、練習の音が聞こえ始めて、「あぁ今年も夏が始まるね」な、まだ提灯も桟敷もない、普段着で練習する踊り子たちを遠目に、ボードウォークを歩く6月や7月の夜がすきだったなぁと、なつかしい、思いかえす夏。
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