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mel

バレンタインデー
電車に乗って近所に出かけ、読みたかった本を読み、プリンを食べて、必要なものと、夫におみやげを買って帰る。

とりたてて感激するようなことはなにもない、ふつうの平日の、ひとりで出かける昼間がとてもすきだなぁと思う。
女ばかり主婦ばかりのショッピングモールは、とにかくあちこち、バレンタイン一色、茶色かった。

それにしても、こうも暖かいと、チョコレート、溶けちゃうんじゃないかなぁって、
毎年手作りしては母にラッピングを手伝ってもらった、あのころのどきどきした感じを思い出す。

中学二年のバレンタインには、仲の良かった担任のおじさん先生から、ホワイトデーに百貨店のおしゃれなお菓子が返ってきて、
お菓子そのものよりも、どきどきしながら渡した同級生のことよりも、
車のトランクから出されたあの美しき包みにずいぶん感動したなぁ、と、なつかしく、デパ地下のお菓子売り場なんてさんざん見飽きている、なんてことを、まったく、あの頃の自分が聞いたら、信じられないだろうなぁ。

一緒に暮らしていると、毎年チョコレートをあげられるのはうれしい半面、
あの、ココアパウダーが周りにつかないようにとか、ひとつひとつ綺麗に包んでとか。お昼休みの、紙袋を渡すまでのたのしみがないのは、ちょっぴり寂しい気もするのだけど。
でもこの暖冬に、溶ける心配なく、おいしいチョコレートをわたしも一緒に(ここ重要)、食べられるのは、やっぱりいいものだなぁと思う。

今夜は買ってきたボンボンショコラを、明日は手作りを。な、
今年のバレンタインデー、です。
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