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mel

はる
休みの夫と、近所のとんかつ屋さんへ、お昼ごはんを食べに。
の前、いつもの神社にもちょっと寄ったら、先客の、ちいさな女の子に、こんにちは!と話しかけられた。

こんにちは。
甥っ子よりすこし小さいくらいかなぁの女の子。
手に大きなバイキンマンのぬいぐるみを抱いて、甥っ子のしているのと同じ、アンパンマンのキャラクターがついたマスクをしている。
バイキンマンだねー、メロンパンちゃんもあかちゃんまんもいるよー、かわいいねー、とか話していたら、突如、女の子が上着のファスナーを下ろす。暑いの?いや、中にも誰かいるのかな?と思っていたら、
「おねえちゃん、みてて。」
ファスナーを、閉めた。

ファスナーを閉める、が、出来るようになったばかりでそれがうれしいらしい。
上手に出来たね、って手をたたく。
甥っ子に会ったときを思い出す。

甥っ子も練習中だけど、あぁいうことは難しいらしい。
ボタンを閉めるとか、水筒のコップを開けるとか。

それにしても。
ウイルスによって、他人と話すこと、話しかけられることがぐっと減って、こういう、なんでもないような会話がすごく久しぶりなよう。
道を尋ねられることも減ったし、お年寄りが杖や小銭を落としても、手を伸ばし、かけて、引っ込める。
助けてあげたい、でも触れられるのはいやかもしれない。
話しかけられるのはいやかもしれない。

ゆっくりお花見をするつもりでもなかったけれど、近所でもあちこちに桜や桃が咲いていて、春うらら、って言葉がまさにのいい天気だった今日。

やっぱりまだ花粉はあるし。
とんかつ屋さんでついていたテレビからは、ウクライナのニュース。
いろいろあるけど、でも、よかった。

うす紫色の上着の、春がよく似合う女の子。
ありがとうございますと言ってくれた、胸に赤ちゃん抱いたおかあさん(あかちゃんまんではない)。
しあわせな気持ちを、こちらこそありがとうございました。
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