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mel

  • 息抜きの日
    わたしだけではなく、なんとなくまわり全体が疲れてしまっているのを感じるこの頃。
    息抜きに、夫と、数年前まで住んでいた街へ行く。

    電車で一本、距離にしても時間にしても、ノスタルジーに浸るにはあまりに近すぎるのだけど、
    ひさしぶりに見る景色は、ちっとも変わっていないようでもあり、まったく知らない場所のようでもあり。

    そのまま、あのころの自分ごと。
    たったの四年と半年にも満たないのに。

    たくさんのすきだった場所がなくなってしまったけれど、なにひとつ変わらずに存在するものもある。
    テーブルや椅子、年季の入った壁。なつかしいメニューと、それからあの無愛想なマスターに、心底ほっとして、はぁ、近いんだから、ノスタルジーを起こさないうち、次はまた違う料理を食べに行こうと思う。
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  • ほんのすこしだけ
    あたたかいというより生ぬるい朝、いつもならこんな時間に出かけないんたけどなぁとなんとも億劫に思いながら、さくさく動いて、買い物して、帰ったら、まだたったの11時半だった。

    いろいろと思うことはあっても、結局やるべきことはいつも同じ。
    外野のことより自分のこと。目の前のこと。
    そうして、まずは自分のまわりのひとたちに、ほんのすこしだけ、やさしくできたらなぁって。

    あと半日。
    予定ぎゅうぎゅうにして疲れて、夫にあたらないようにしようっと。
  • 日々、酔いしれる。
    やるべきことをやり、すきなものを食べ、すきな曲を聴いて、夫と、ああでもないこうでもないとどうでもいいことを話しては、今日はあったかいね明日はまた雨だね、と。

    買い物問題、についてだけはまだまだ悩ましいところだけれど(ほしいものが手に入らず)、あるものを工夫したり、普段の自分のものの使い方を反省したり。
    こんな機会もないし、と捉えて、いちいち、そんなことで嘆かない。文句を言わないでいよう。

    それにしても。
    すきなもの、のもたらすパワーの偉大さといったら。
    日々のいろいろを、問題を、なんでもないことのように、まったく、普通だなって、いつも通りだわ、って思わせてくれる。

    再生ボタンを押すたび、またもう、はぁぁぁって。
    散々聞いたくせに未だ酔いしれるようにすきなこの頃のお気に入りを、聴きながら、
    さ、今夜も洗濯干して、寝ます。
  • ラジオ体操その後
    毎日やろう。と誓ってから、2ヶ月とすこし、無事、今日も達成。どうやらこれは習慣となったらしい。

    そんな少しじゃ運動したうちに入らないよ、と言われる程度のものだけれど、これが、
    だれた気持ちで流してやるのと、あのテレビのお手本の方にまけないくらいに全力でびゅんびゅんやるのとではもう、全然違うもので。
    毎日、絶対誰にも見られたくないくらいに、びゅんびゅんのほうでやっている。

    しかし、さぼってしまった日もあり、あのたった数分のことを、めんどくさい…と思ってしまった。
    いやでも今回こそはと、さぼらないよう、毎日書いている日記帳のうしろの体調記録のページに(こっちはもう10年近く続いている)、 達成したら、ラに◯をつけて書く。というルールをつくる。
    できていない日には、あとから◯ラ、がないことになんだか悔しく、あぁ、さぼってる…と目に見えてしまう。

    まだたった2ヶ月。
    慣れるまでには時間がかかるけれど、一度習慣となったら、儀式的にそれをなぞって続けていくのは、できる気がする。
    毎朝の洗濯、歯磨き、掃除、のルーティンの一部として、さぁ、すっきり、新しい今日を始めるために。

    今日もひとつ、◯ラ、書かなくちゃ。
  • いつも通りの金曜日
    今日もまた、いつも通りの金曜日。

    日々をマンネリと捉えるか、安心、安定と捉えるかは自分次第で、
    変わりばえしない食卓や、聞きすぎた音楽や、変わらぬ、まったく、何度この繰り返しをしただろう。

    夕方の台所で、電気をつける時間が日に日に遅くなる。
    うつろいゆく季節に、身体はおどろく。脳はわくわく。

    いろんなことがあるけれど、それでも今日また、大丈夫だなぁって。
    お味噌汁を飲みながら。
    たぶん、繰り返すことでしか、得られないもの。

    もっと日が長くなったら、夕日のうつくしき窓辺で、ちょっぴり早めの夕飯を食べよう。
    今度買い物に行くときは、春の野菜をたくさん買おう。

    ありがたい、いつも通りの金曜日。