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中止に縮小、予定崩れだらけなこのごろ。
自分のなかの当たり前を疑って、日常をすこしずつ変えてみる。
かたくなに続けてきたことも、変えざるをえない、となるとしかたなく、そうして流れにのってみると、これまでのあのこだわりは一体なんだったのやら、もっといい方法がみつかったり、
逆に、これまで気がつかなかったところに改めて意義や、有難さを感じたりもして。
転換期、と捉え、前へ前へと意識を向ける。
あんまり寒くない冬だったけれど、冬の終わり、
クマが冬眠から脱する、みたいに、今日の午後の陽気みたいに、いつも、おおらかにいられますようにと。PR -
子どものころみたいに先生になりたいとか、10代のころみたいにあれこれ野望もないのだけど、
いまいちばん願うことは、生涯を虫歯なし、で終えること。
27年とすこし、虫歯が一度もできたことがないのはちょっとした自慢で、妹の虫歯治療について行っては、待合室で、ウィーーン、キィーーーン!あの、音!
そしてわーわー泣く声。ドア越しに、もう、虫歯って!どんなに痛いのか!あぁ、恐怖!
知らないこと、わからないものというのはとても怖いもので、絶対にあれを受けまいと、想像のウィーーンを思っては、毎日とにかく真面目に、歯を磨く。
わたし虫歯できたことないのよーって、明るく笑うおばぁちゃんになりたい。
が、いまの、ちいさいような大きいような。将来の夢です。 -
ゆで卵がきちんと、半熟すぎずしかし固ゆですぎずの、いちばんいい具合にあがり、且つ、つるんと美しく剥けたとき、なんともいえない幸福に包まれるなぁと、
それは、半分くらいの確率でしか、訪れないのだけれども。
今日のは少し茹ですぎ、黄身の真ん中はともかくとして外の方がしっかりしすぎていて、あーあ。
しかしこの、100%うまく上がらないがゆえの、さぁ今日はどうかしら〜感はとてもたのしく、失敗がまた、うまくいった日の幸福を増しているのよねぇと、
いやそれにしてもちょっと固かったかしら。
たかがゆで卵、されどゆで卵。
流れ出ないもののとろりとはする、黄身のあの、艶々、神々しさといったら。 -
今年もまた、ホワイトチョコレートをもらった3月14日。
ホワイトチョコレートというのはしかし、季節でいうと春みたいなのに、冬に食べてこそのおいしい食べものだなぁと、
熱く濃いコーヒーのとなりにて、あのとろりとびきりの甘さやさしさが、なんとも、ひとくちで幸せを感じる。
ホワイトデーがもしもブラックデーだったらハイカカオチョコが、ミルクデーだったらミルクチョコが届くのかしら。とか、またしてもくだらない、そして絶対違うことを。
5個入りがとどいて2個ずつ食べたので、さてあとひとつをいつ食べようかなぁが、たのしみと、すぐ食べてしまいそうなのと。
この頃の、冬と春みたいな。あぁ、葛藤。 -
冷たい雨どころか、はらはらとしっかり白い雪の舞う土曜。
ホワイトデー、ってこういうことなのかしら。とか絶対違うけれど、暗いし寒いし結露だし、の憂鬱半分、あまりに急にやってきたあたたかをすこし躊躇するような、この、雨特有の静けさといい、小休止っぷりに、なんだか少し安堵する。
今日は布をたくさん切った。
ゆっくりひとつずつな、わたしはスロー再生。