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夕食後、デザートのヨーグルトに入れるジャムがちょうど最後で、
いつものようにぽとり真ん中にかたまりで落ちず、瓶の底を掬って、ぽつ、ぽつ、ぽつ、と、三度にわかれて落ちる。
それが、あ、顔!に見えて、そのままさしたスプーンがまたちょうどいい具合にツノっぽくなって、慌てて、しかし崩さないようテーブルに運び、夫に見せる。顔!
たったこれだけのことにふたりで大笑いして、ついさっきまでのもやもやも吹っ飛び、えーどこから食べよう。あ、ちょっと違う表情になったよ。とか言うのを見てまた笑い、はーぁ、なんだ、大丈夫だなぁって思う。
今日はからりと湿度が低く、いい天気、音楽ききながらの昼には、ここはカリフォルニアみたいだと言う。
ひょいと海にも行けなくとも、すぐそこのスーパーで買った、ふつうのヨーグルトとふつうのジャムひとつ。
捉え方ひとつで、たのしいことはすぐそこにたくさんあるのだなぁ、って。
明日もからりと、たのしく、前向きに笑って過ごそう。
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土日だけだった町のお休みだらけが、一ヶ月まるっと続く。
行きたかったなぁや自分の感情は我慢するとして、必要なものはまぁネットで買えばいい、というけれど、しかしその度に、宅配の人の負担はまた増えるのだよなぁって。
自粛しましょうとなってからも、宣言が出てさえも(というかむしろ普段以上に)、混んでいる気がする、近所の開いている店。
レジをうってくれる人。作る人、運ぶ人、並べる人。カートを片付けてくれる人。
夫もやっぱり出勤で、健康に働いてもらえることをありがたい、気持ち。だけではない、この微妙な感情。
ドラッグストアで、いつものレジの女性に、大変ですね、がんばってください。と言ってしまう。大変なのはみんな同じですよね、と、がんばりましょうね〜と返される。
まったくその通り、事情は違えど、いま、みんなが大変な思いをしている。
melは今月中にオープンの予定でしたが、どうしようか迷っているところです。
どうしましょう。
作りながら、もう少し考えてみます。 -
あ、きのうは金曜じゃなくて月曜だった。と気づいたのは今更、火曜の13時。
いつもどおりに起きて、家事をすませてミシン踏んで、ふう脚が疲れたと立って、すこしストレッチをする。
近所の保育園からは子どもの声。飲食店も開いていて、車も通り、薄日がちらちら、晴れた空。
まったく、ほんとうに、ごくごくふつうの穏やかな平日、みたいだ。
もうすこし縫って、洗濯たたんで掃除して、おやつ食べよう。それから夕飯作ろう。今夜はミートソースごはん。トマトをたっぷり入れて、チーズをのっけて食べよう。
ごくごくふつうの、穏やかな平日みたいに。
きのうの日記は、金曜日のままにしておこう。 -
いろいろ、あるけれど、なにも書けない金曜日。
今日も元気に終われることを、ありがたいなぁと思う。
おやすみなさい。
明日も元気でいられますよう。 -
花の名前に詳しいと書いたけれど、夫はまるで、花みたいだ。
人はうつりかわり、流され、ざわざわや不安感はウイルスよりずっと強い感染力で、すぐ、もらってしまう。
意識して、ううん前を向くのよって。負けてはいけない、と、がんばろう、と何度も何度もくりかえし、そのたびに感じる、
あぁ、花はすごい。
雨が降る、風が吹く。暑かったり寒かったり、彼らにもつらいことはたくさんあるのだろうけれど、
それでも花はいつもとても美しく、儚いのにどっしりとして、今日もまた散りかけの桜がひらり、はぁ、すばらしくやさしいピンク色だこと。
一番好きな花はタンポポ、らしい。
強くてやさしい花。
でも空へ高く伸びる大木、みたいでもあるなぁって。(身長のせいかしら)
女の人を花に例えるのはよくあるけれど、男の人を例えるのはあまりない。
しかし、春生まれのわたしよりずっと、夫はまるで、花みたいだ。