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mel

  • 寒暖差に注意
    あれっと感じた違和感は、どうやら本当だったらしい今日。

    寝て起きたら治ってるかもなぁと信じていたのだけど、治っていなかった、久しぶりの腰痛。。。
    あまりに急に暑くなり、日に日に薄着に、エアコンつけて、もはや夏モードとなったところに、昨日すこし肌寒く、雨が降り、というこの、波に負けたらしい。
    日記を辿ってみたら、前も、その前も腰をやられたのは、いつも季節の変り目。

    片付けた腹巻きをひっぱりだして、靴下ももう一枚履いて、ブランケットも、
    たぶん冷やしすぎなんだろうなと、温めたらやっぱり、とても楽になる。

    エアコンも自粛して(というか今日はそんなに暑くないからいらないけれど)。
    あーそういえば、夜のコーヒーもいつの間にかまた飲んでしまっているなぁと、ちょっと調子がいいからって、気が緩んでいるのを思い知る。

    気をつけよう。
    ゆっくり動く今日は、自分のものをいろいろ作っています。
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  • わたしたちの希望
    くもり予報の朝、さぁ買い物いこう、と思ったら雨、ちょっと縫いはじめたら雨は上がり、明るくなってきたから急いで買い物行って、よしよし降られず帰ったら、また暗く、夕方、もうひと降り。
    ひさしぶりにすずしい今日。

    昨日は端午の節句。
    兜の隣、写真でみる甥っ子は、初節句からの一年でまぁ、本当に大きくなった!
    日増しにできることが増え、少年っぽく、どんどんかわいくなって(叔母ばかと言われるだろうけれど、いや本当に!)

    甥っ子と妹、母にも、夫の母にも、会えない日が続く。
    会いたい人に会えないのがいちばんつらいなぁと思う。

    この頃も、母が倒れた時もそうだったのだけど、こういうとき、つらいとき、甥っ子はいつもわたしたちの希望。
    なにも恐れない。真っ直ぐに笑ったり泣いたり、昨日も妹の作った鯉のぼり型のごはんをうれしそうに食べ、袴を羽織ってとんだりはねたり。
    彼をみていると、いつも穏やかになれる。あぁ大丈夫だなぁと思える。

    動画がすぐに見られる時代が、ありがたい。

    本当にかわいいのです。
    いいえ、叔母ばかではなく。笑
  • 初夏のにおい
    台所の窓から、隣家の庭木の淡いグリーンに見惚れたのは、もう二週間も前のことらしい、と気づく朝。

    雨上がりの今朝は、窓を開けたらすっかり初夏の、ちょっぴり甘くてちょっぴり臭い、湿度のにおい。花のにおい。
    日に日に鮮やかになる庭木は、もうフチのところもレモン色ではなくなったけれど、冴えた緑がこれまたきれいで、背もずいぶん伸びたなぁって、風に揺れるさまを見ながら。
    うーん、いい天気。

    白湯飲んで、洗濯して掃除して、
    空を見ながらラジオ体操するのが、本当に気持ちがいい朝。

    さぁ今日もがんばります。
    季節はすすんでいくもの、だから。
  • 思い出話その6・たまごサンド
    単純にすきなたべもの、というのとはちょっと違う温度で、あぁ今これが無性に食べたい!というのが時々ある。

    その率がずば抜けて高いのがたまごサンドで、ツナサンドでもハムレタスサンドでもカツサンドでもだめで、卵サラダでもオムレツでも、目玉焼きのトーストでもだめ。
    たまごサンドのときは、もう、完全にたまごサンドだ。

    中学生のころ、職業体験というやつで、小さなパン工場にお世話になった。
    地元のスーパーに卸し、工場には近所の人たちがすこし買いに来るような、古く小さなそこで、ほんの三日間だったけれど、将来料理の仕事をしたい、と思っていたわたしは、体験とはいえ結構本気、真剣だった。

    朝、先ずやったことが、大量のゆで卵を剥くこと。
    家でせいぜい5、6個を剥くのとは違う、100個以上の卵の山が鍋の中にあり、水を流しながらどんどん剥いていく。
    剥いた卵はボウルのなかで大量のマヨネーズと和えられて、サンドイッチになる。

    それから、パンや甘食を袋に入れて重さをはかり(すこし多めになるように)、
    赤いテープをがちゃんとやって(あの煎餅とか留めてあるようなちょっと開けづらいあれ)。
    包んだものを箱にいれたり。掃除も洗い物もした。

    それまで苦手で食べられなかったあんこを好きになったのも、あそこで、蒸し立てのお饅頭をいただいてから。
    うわー、こんな風にできるのね!と、大きな蒸し器、そして蒸し立てほかほかのお饅頭には、本当に感動した。

    あれから十年以上が経ち、カフェのバイトでも、家でも、何百回と卵を剥いて潰して、サンドイッチにした。
    でも、何度重ねても特別なものという思いは消えず、あれは本当にいい体験、だったのだと思い出す。
    こつんと割って、水に濡らし、つるりと剥きながら。

    ハムとレタスのサンドイッチ、とか、ツナのサンドイッチ、とか。他のものたちはみんな、サンドイッチ作ろう、中身何にしよう、の中のひとつなのだけど。

    たまごサンドだけは、まったく固有の、もう、完全にたまごサンドだ。
  • 思い出話その5・ムニエル
    大変に恥ずかしい話だけれど、わたしは食べ物の好き嫌いがとても多い子どもだった。
    ごはんが楽しみだ!とか、今日の給食は何かな?とか、完食、おかわり、そういう記憶がほぼ、ない。

    そんなわたしがたぶん、人生で初めておかわりした食べもの、ムニエル。

    母の焼いた、白い切り身にこんがりぱりぱり、黄金のきらきら。バターのにおい、ほんのりレモンのにおい。
    祖母たちの部屋の、和室の丸い机の上で、ママ、これもう1つ食べたい!
    ええ!?って、食べれるの?って、驚く母。うれしそうな母。
    マイ、ファースト、ムニエル。
    それが鱈だったか鰈だったか、魚の種類は忘れてしまったけれど。

    お肉が苦手。しかし野菜もほとんどが苦手。丼物も麺類も。甘すぎるものも、塩っぱい物も。
    果たして一体なにを食べていたのか、料理をする母に心の底から申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、いつだか聞いてみた、わたしはなにが好きだったの?

    「魚。」

    だ、そうで。
    たしかに。
    祖父が、自分で釣ってきた魚を捌いて飲んでいる夕方に、いそいそと隣に座り、この人の傍にいるのが一番美味しいものが出てくる。とは、子どもながらにしっかり知っていたなぁ。

    お刺身と、鯛や鮎の塩焼き。ししゃも。昨日の残りの漬けになったハマチや鮪。鯵の揚げたの。鰻の白焼き。それから、ちりめんと酢橘かけたご飯。
    …まぁ、なんて渋いのかしら。の、そこに初めてやってきた、黄金の、ムニエル。

    だいたい、魚とバター、って。
    あぁ、そして、その横の、バターの味がついたじゃがいもとほうれん草…。

    今はお肉も野菜も、ほとんどなんでも食べられて、苦手なのは内臓くらい。
    日々食べることは楽しみで、昨日もしっかり、ごはんをおかわりした。

    そんなわたしは三月生まれです。魚座です。