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mel

  • 久しぶりの晴天
    長く続いたどんよりが、昨夜のあのトドメみたいなざあざあ降りが嘘のよう、起きたらぴかっとすっきり晴れ。
    久しぶりのいい天気!

    今年はいかにも梅雨っぽく、部屋が暗いとなかなかむずかしい。
    気分もどんよりしてしまう。

    というわけで、今日はもう既にうきうき!
    洗濯祭りに、サッシの掃除(どうせまた明日の雨で汚れるとかいわない)、ミシン祭り。
    がんばろう。

    しかし暑くなるらしい。
    それもねぇ。
    どうか皆さまご自愛くださいー。
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  • 愛するひとのしあわせのため
    中学の、ある理科の授業で、人はなぜ生きるのか。という話をされたことがある。

    たぶんなにかの生物について習うなかで出た話で、じゃあ人間は?ってなったのだろう、
    当てられた数人がなにか答えたあとに、じゃあ先生は?って誰かが聞いた。

    「しあわせになるため。」
    なんの迷いもなくそう答えた、独身の女の先生。
    男子たちからセンセー幸せになれてないじゃん!って失礼な冷やかしが飛び、結婚だけが幸せじゃないの!ってやはりなんの迷いもなく、予定調和に笑いが起きて、それはそこまでの、はい、じゃあ次のページねーみたいな風に。

    理科は苦手で、生物はまた特に苦手だったけれど、あのときのあの授業のことだけは未だにずっと覚えていて、そうして、ときに考える。
    人はなぜ生きるのかしら。

    好きな映画の中にも、そんな台詞があった。
    よくあるのだろうな。

    たぶん永遠にわからないもの、だと思う。
    答えなんてないのかも。
    でも、もしも誰かに聞かれて、一言でこたえるなら。
  • エプロン
    こうも暑くても、やっぱりエプロンは着る。

    新調した夏ものが、バニラみたいな色のコットンリネン、ワンピースのようにみえてなかなか可愛く、とても気に入って、よくいうキッチンに立つのが楽しみになるとか、やる気モードになるとかだけではなくて、さぁてきちんと丁寧に野菜を切ろう、とか。ゆっくり美しく食べよう、とか。
    お気に入りのワンピースを着て、どこか好きな街まで出掛けよう、のときにも似た嬉しさがある。

    あー鍋の焦げ付きが、と思う瞬間も、いひひかわいいエプロンだしってちょっぴりは気持ちが軽くなる、ような。いや、やっぱりそれは憂鬱かしら。

    たった一枚のエプロンの、この気持ちを上向かせる素晴らしさといったら。
  • 寛解する
    数年前に心身を崩してから、もともとのそれに輪をかけて要領が悪く、ひとつひとつに時間がかかるようになってしまった。

    もうずいぶん健康になったと思うのだけど、それにしてもまぁたぶん年齢とか、価値観や環境の変化とか、いろんなことがあって。
    学んだことは、ながら作業はするべからず。

    と、わかっているはずなのに、今日はなんだか気が焦り、これ焼いてる間に洗い物しようっと思い立ち、ボウルはヘラは洗えたけれど、あーあ、肝心の焼き色が残念なことになってしまった。

    ちょっと手が空くなぁ、余裕があるなぁを無理に埋めて、いったいなにをそんなに急ぎたいのかって。
    本当に大事なのは何なのかって。
    思い直しながら片付けて、いやまぁ、それはそれなりに、美味しかったのだけれど。

    効率が悪い。
    要領が悪い。
    ちっとも理想的ではないそれを、じゃあどれほどまでに悪なのかしらって考える。

    理解し合えない人がそこにいるときに、理解しなきゃいけない、同じにならなきゃいけないと思うととても苦しい。
    そもそもに合わさらないことが前提で、もう宇宙人であるとさえ思うようにする、と、すこしは楽になる気がする。

    そんなかんじ。
    自分で自分を、理解しようとしないこと、自分を諦めることは、つまりは自分を理解することで(いいえこれは書き間違いではないのですよ)、
    出来ないことだらけな自分を、理想的ではないからって、イコール、否定しないでいたい。

    これがつまりは、よく言う、寛解、ということなのだろうなぁ。

    みっちり張り付いてきちんと作る。
    欲をかかずにひとつずつやる。
    ほんのすこしの手持ち無沙汰、なくらいが、やっぱりわたしには、合っているらしい。
  • もったいないおばけ
    お金や物に対しても、時間についても、もったいない、大切にしようと思うことはとてもすばらしいことだけれど、それに囚われてもっと大事なことを見失わないよう。

    もったいないおばけが出るから、って、もったいないもったいないってせかせかしたりかさかさしたりする、その様が、おばけよりずっとおばけみたいだ。

    大事にすることと、大事にしすぎることは違う。

    もったいないおばけに、変身してしまわないように。