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昨日、窓の外すぐそこに小さな鳥が一羽、こちらを向いてとまっているのを見つけて、夫になんの鳥?と聞く。
燕。
おしりのところが燕尾服みたいに分かれてるでしょ?と言われ、あぁ、だからエンビフクのエンはツバメっていう字を書くのね!と知る。
燕尾服のことはわかるけど、27年以上生きて、初めて、燕という鳥をきちんと、まじまじと見た。(しつこいようだけれど理科は苦手)。
最近の、町に人が減り、流れの変わったこの地上を、
鳥にはどううつるのだろう。
大気汚染がすこし改善されたとか、されてないとか。
この数日いろいろなことがあり、考え、なんだか疲れてしまった。
距離を置いたり、違う尺度で見てみたり、
どうか凝り固まらないでいよう、想像することを忘れないでいようと思う日々。
今日の昼もまた、窓のすぐ外に燕がいて、今日は二羽、けれどあれが、昨日と同じ彼なのかどうなのか(同じだとしたらどっちなのかも)、
何もわからないけれど、何となくちょっと緩む。
ほっとするなぁと思った。PR -
夫とわたしが、喧嘩らしい喧嘩もほぼなく、仲良く穏やかに暮らせているのは、まぁ夫がうんと年上で大人で寛大だから、ということがほとんどなのだけど、
残りのほんのすこしには、お互いのなかに(夫に確かめたわけではないけれど)、喧嘩しないでいよう。仲良く過ごそう。という意識、心がけがあると思う。
言葉のかけ方ひとつ、意識の持ち方ひとつ。
親しき仲にも礼儀あり、という、もの。
ごめんねとありがとうだけは、まぁいっかにしてはいけないと思う。
カーテンを引いてくれた夕方に。
何が言いたいのかというと、夫ではなくて、
注文したはずのものが届かなくて連絡しなきゃいけないのだけど、
どんな風に伝えたら傷つけないで済むかしらと、きっと忙しいんだろうなぁと。なんとも、あぁ小心者!
こういうのって難しいですよねぇ。 -
すこし前、夫に、雨はなぜ降るのかを教えてもらった。
たぶん学校で習ったのだろうけれど、理科は苦手(夫は得意だったよう)、初めてきちんと意味を理解する。
雲はつめたいらしい。
今日もまた雨。
部屋が暗いなら電気を、蒸し暑いならエアコンを除湿器を、頭が痛いなら頭痛薬を飲めばいい。
だけれどしかしそれは、電気の要らない自然光の下、風の抜ける穏やかに涼しい日のそれとは、まるで違う種類の快適さ。
不自然、という類いの。
自然現象に意味なんてない、といつか気象予報士が言っていた。
自然にたいして、野菜が高いだとか縫い目が見づらいだとか言っても、まったくもって仕方がない。
敵わない、というのをまずやめようと思う。
彼らは敵ではない。
それがきれいごとでも、汚いよりいいと思うこの頃。
あぁそれにしたって、今日もよく働く除湿器様。
不自然とかいいながらいやいや、どれ程お世話になっているかって。
タンクに貯まった水を捨てるたびに感動する。
彼らもまた、敵ではない。
家電様、エジソン様へ感謝する。
そうして、こんな風にいられることにもまた。
まだ明けない梅雨。豪雨のニュース。
どうか皆さまお気をつけください。 -
ポーチのボタンを付け終えて、アイロンをかけて仕上げて、さて仕事終わり、洗濯たたもうっと思ったら、夫の服のボタンがとれて、また糸と鋏を引っ張り出す。
同じくボタンをつける、なのにこうも違う心境、いいやめんどくさいとか言ってはいけないわよわたし。
だってこれはたったの一箇所すぐ終わるものなのだしって。
そのくせもう当分とれないように、しかし開けやすいように、そこそこきっちり、綺麗に付けようとかしてしまう。
なんなのかしらわたし。
そんな今日。
つまりはあまりに何もない、夫は仕事、外はまた雨の、静かな普通の土曜日です。 -
全力でやったからってそれが正解でもなくて、がんばってもうまくいかないことも、失敗することもある。
ひさしぶりに、手捏ねでパンを焼いた。
形にはなったし、夫はおいしいと食べてくれたのだけど、求めていたそれとは違うものになってあーあ、落ち込む今日。
なんで失敗したのだろうを考えて、いやしかし、そもそも落ち込むほど何度も焼いてすらいないよなぁって。
まだまだ。
なにごとも、練習あるのみ。
先週、甥っ子がテレビに出た。
情報番組の、視聴者投稿コーナーに妹が送った動画が採用されて、すこし流れた、というべきかしら。
まだ自分で噛み切って食べる、ということのできない彼が、食パンを丸ごと口につめこもうとする、動画(もちろん妹が止めるので喉をつまらせたりはしていない)。
必死で、おもしろくて、あーかわいかった。
でももうそれも数ヵ月前。
今日の彼はもうすっかり上手に噛み切れるようになっていて、お昼寝から起きて光の早さで、詰め込まず、おいしそうにジャムロールを食べていた。
いつのまにやら。いろんなことができるようになっていく。
練習あるのみ。
一歳から学ぶ。
おばちゃんも、懲りずにがんばろうっと。