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なんとなく上手くいかない、しっくりこないものについて、考えすぎてもはや取りつかれているような感じになってきて、かさかさしてきて、あぁなんか、これではだめだわ。
正しさじゃなくて、美しい、と言えるかどうか。
なんとなく、蟠りをもったままではいけないよなぁ、と。
欲をかくのはやめよう。
確実にできることを、きちんと、ひとつずつやろう。
なかなか前向き上向きになれないのだけど、季節は進む、いいこともある。
あぁそう、あの連休のはじまりみたいに余裕をもっていられたら、ただのごはんと焼いただけの野菜でも、感動するくらいおいしかったりするのだ。
整ったものを作るには、たぶん、
まずは自分の心を、整えるところから。
そんなわけで、明日の朝はホットケーキを焼こう。
ずっと変わらぬ、いちばんすきなたべもの。PR -
日常が戻ってきたひとりの土曜、なんだか曇って空気が重い。
アスファルトがからからしていなさそうに見える朝、あぁ湿度だわ、エアコンに加えて、押入れから除湿器を出す。
持ち上げたら、コの字になったハンドルの角のところが、ぽきっと、折れてしまった。
えええ。
しかしここは冷静に。
除湿器はなんとか抱えて運び(8kg…)、折れたところに接着剤をつけ、しばし置いておく。
洗濯干して、掃除の続きを終わらせて、そろそろ乾いたらしいハンドルには上からテープをぐるぐる巻きつけて補強、もとに戻す。
直った。
持ち上げても大丈夫。
しかし、見た目はテープ。
怪我をしている力士みたいだ。
子どものころ、おそろしく短気であったことはしっかり自覚していて、すぐに怒るすぐに泣く、子どもどころか二十歳くらいの時もそうだったけれど、最近、ようやくそういうことがなくなった。
なんで壊れるんだって物にあたらなくなったし、まず大声を出さなくなった。
夫の影響だろうな。
あとは年齢?大声を出す体力がもはや、ないのかもしれない。
明日はすこし涼しくなるらしい。
うれしい。そしてまぁぴったり処暑だわ。
人も機械も年を取る。
でもまだまだ、引退はさせませんよ。 -
古い小説を読んでいて感じるのは、言葉の難しさや文体の違いより寧ろ、生きる死ぬということについてで、
死、というものの遠さがもう、全然違う。
昨日書いた、お義父さん、夫の父のこと。
若いころに結核を患って、長く入院していた、らしい。
治って退院して、働き、義母と結婚して息子と娘を育て、定年まで勤め、六十九で癌で亡くなった。
わたしが夫と出会ったときにはもうこの世に居なくて、お義父さんはどんな人だったか、夫から、義母から、聞くことしかできなくて、
入院して本ばかり読んでいたころのことや、「俺の命は拾ったようなもの」だと笑っていたらしいけれどのそんな気持ちを、実際、
それをどう想像したって。
夫でさえわからないと言う。
わたしには到底わからないと思う。
いつだったか義母が、父について、
「十分呑めないままにいっちゃった」とぽつりと言ったのに、夫が、「いやもう十分すぎるくらいに呑んだよ」と言った。
あのなんともいえない一瞬!
つまりはごくありふれた、普通のそして最高に幸福な家庭だったのだと、心から知る。
今年はいろんなことを考えるけれど、とりわけ、生命、がついてまわる。
母が倒れた最初、電話で、「三割、三割、三割」だと言われた。
でも今何事もなかったみたいに元気に過ごしているのを見ると、本当にもう心底、安心する。
時代が代わる。生活が変わる。
昨日飲んだビールのラベルには、1876年と書いてあった。さっき読んだ小説は、1930年に発行されたものだった。
わたしは昭和何年といわれても、西暦で聞かないとすぐにはわからない。
かわるもの、かわらないもの。
わかること、わからないこと。
今読んでも小説は同じ小説であり、ビールはビールだ。
意味不明の日記をごめんなさい。
平成最後の年に生まれた甥っ子は、さっき、バナナを食べていました。 -
久しぶりに夫が連休、けれども遠くに行くでもなく、普通に起きてゆっくり準備して、近所に昼ごはんを食べに、買い物をしに。
まったく風もなく、雲もなく、べたっとした夏の絵みたいな昼。
たったの五分歩くだけでもう汗をかく。
道中、ハイビスカスだと思われる花が一輪。
あー、まぶしい。
スーパーには既に秋のビール。栗のお菓子。ハロウィンの飾り。
なんてはやいのかしら。
今夜は、久しぶりにビールを飲んだ。
秋のではなくて、ふつうの、サッポロビール。
獅子唐をトースターでこんがりかさかさするまで焼いたのと、胡瓜と、冷奴、しらす、まぁなんとも普通の夏のごはん。
いつもより遅い時間から、ゆっくり食べる。
なんか昭和っぽいよねって、お義父さんも参加できるねって話す。
昨日までさんざん嫌気が指していた夏を、すこしは楽しめた気がする。
ただ焼いただけの獅子唐が、なんだかびっくりするくらいにおいしかった。
明日も休みがうれしい、とびきりの夏の休日。 -
暑い、それにしても暑い、暑すぎてなにも思うことも書くこともないくらいには暑い。
暦の上では立秋で、もう処暑がくるらしい。
涼しくなったらやりたいことが、落ち着いたら行きたいところがどんどん増えて、
あぁ、秋が冬が、まったくいくらあっても足りない。
まだまだ明るい17時半。
明るいのはいい、きらきらきした光はいい、でもこのところのこれはきらきらではなくギラギラ、あんまりにも。。。
最近は塩レモン水を作って飲んでいる。
すっかりばてているようで、食欲だけはちっともばてないし。
さ、夕飯をつくろう。
しっかり食べてしっかり眠ろう。