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mel

  • 飽きない性
    飽き性があるなら飽きない性もあるのかしらと、あぁなんてくだらない話、そうまた同じ曲ばかり聞きながら。
    わたしにあるこれはもはや、少ない才能ではないか、飽きない性。

    今日もまた巾着を縫う。
    同じもの、同じ布を同じふうに縫い続けているから、わかることがある。
    すこしずつは、前回よりも良いものが作れていれば、なぁ。

    晴れは今日までらしい、と聞いて、洗いまくり掃除しまくり、あれこれつめこんだ一日。
    秋分の日、という響きがうれしい。

    でもまた台風が来ますね。
    気をつけましょう。
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  • あっけなく
    窓から見える百日紅の花もだいぶん散って、季節が進んだのを知る夕時。

    ひさしぶりに晴れた気がする、夕陽がきれいだなぁと思っていたら、すぐに暗くなってしまった。
    あっけなく、まるでなかったもののよう。
    うつくしいものは儚いらしい。

    今朝は、愛してやまない店のパンを食べた。
    たかがパン。
    されどパンというのはまったく、はぁ、もうそれだけで完全のような気がする。

    母と妹が、焼きながら他のことをしていてトーストをよく焦がしてしまう、と言っていた。
    今朝もまたわたしは、決して焦がさないよう、ガラス扉の前にぴたりと張り付いて焼く。
    たかが、なんて言わない。

    おいしいもまたあっけなく。
    儚い。
    あーあ終わっちゃったなぁ、のあの、幸せといったら。

  • 通常モード
    涼しくて、降ると言いながら降らないし、なんて過ごしやすい日曜日。

    夏を理由にスローすぎた、そろそろ通常モードに戻そう。
    気持ちを入れ直して起きた朝、駆け足に家事を終わらせて、いつもより長く布仕事をした。

    針を持つと気持ちが整うのはいつも。
    もっと布のことを考えていようと、今さら。

    昨日は母の誕生日。
    彼と、お寿司を食べに出掛けたらしい。
    久しぶりの外食にうれしそうで、わたしもうれしい。

    また会える日まで、ここで、がんばろう。
  • 遠くから
    最近読んだ、ある人のインタビュー記事で、完璧を求めなければ失敗なんてそんなにない、とあった。

    失敗した、とばかり書いている、実際失敗ばかりしていると思うのだけど、
    これがよく言われた完璧主義というやつなのかしら。自分ではそうは思っていない、むしろなぜこうもなにもできないのかと、やはり、自信がない。
    で、それがもう完璧主義ってやつなのかなぁ。

    なんだかなぁと思いながら、新しい糸を取りに立ち上がって、すこし遠くから、縫いかけのそれを見る。
    なかなかいいんじゃないかしら。
    あぁそう、あまりにも近くからばかり見つめすぎているよう。

    買ってくださる人、使う人は、どこから見るのかどこを見るのか。
    全体としての美しさは、がちがちじゃなく、軽やかなもののような気がして。

    恋は盲目みたいなね。
    恋じゃないけど。
    もうあとすこし、遠くから。
  • もうひとりの妹
    自分の悩みを問題を、例えばもうひとり妹が居たと仮想する、彼女がLINEであぁでもないこうでもないと、延々と話しかけてくるもの、だ、と、してみたら。

    客観的にとらえるというのはむずかしく、でもすこし離れると、あぁなんて小さなこと。
    そもそも悩まずにいられたらいいけどそうもいかない、なら一度、他人として切り離す。ぺらりと剥く、そのへんに形として置くかんじ。

    meではなくshe。
    とたんに遠くに感じられる。

    なかなかいいことを思いついたのではないかしら。

    今日は悩まず、早く起きて夫と出掛け、また暑いけれど気分さわやか。
    秋らしくすがすがしい思い。

    それにしたって、もうひとりの妹は、あぁなんていちいち、話が長いのだろう!