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がんばらない、出来る範囲で、と決めたら長く続くらしい。
朝の体操も、夫のお弁当も。

すごい人はいっぱいいる。
妹は朝早くに起きて子のお弁当、だだんだん(バイキンマンのロボット)の顔にしたりしている。
母も、ピカチュウのお弁当にしたりしてくれていた。
働いている人。子育てをしている人。味噌を作るとか漬け物をつけるとか。早起きしてウォーキングに行くとか。

わたしには出来ないことばかり。
サーキュレーターの掃除したからいいことにする。
変わらずコースターを縫っている。
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また雨。
スコーン焼いてゆっくり食べる休日。
深煎りコーヒー、アルヴァーブレンド。のちカモミールティー。
片付けて、すこし縫って、普通の休日。

のうのうと生きている、という言葉がぴったりだと思う。
そこに罪悪感が、後ろめたさがずっとあったけど、最近だいぶなくなった。
ごめんねじゃなくてありがとう、
楽しいことは楽しいで、そこに曇りなんてつけないで、からっと、さわやかにありたい。

明日も雨。でもさわやかにね。
濡れずに静かに平和にしていよう。
スーパーで、カートを持って、メモに書いた通りさぁ買い物、しようとして入り口の野菜コーナーで、あ、かごがない。と気づく。
ここ1ヶ月くらいで、3回目。。
行き場を失ったしめじ片手に、かごをとりに行く。
グラスのそれといい、このところどうも呆けている。
生き物は春に呆けるイメージだけど、秋も呆けるのかしら。

寒暖差にやられたのか、夫は腰を痛めている。
かがむのが痛いらしくやけに姿勢が良いので、大きい身体がさらに大きい。
かわいそう。

今日も雨が降らなくてよかった。
午後、いつものように昼を十に過ぎて、はぁお腹ぺこぺこ、お昼ごはん、っと準備していたら、手が滑ってグラスが割れた。
強化ガラスはやはり粉々に割れて、とりあえず拾えるだけ破片を拾って、食べてからゆっくり片付ける。

夕飯のあと、いつものグラスが割れたから違うのを使ったのでそれを洗っていたら、今度はそれが割れた。
なんということ。。
こんなことってあるの、、のそれもまた粉々に割れて、また、拾う。

その、事故と事故のあいだに、こないだオンラインで買った新しい器が届いた。
モニター越しに一目惚れして、届くのを心待ちにしていたもの。
はぁうれしい。絶対割らないようにそーっと、大事に大事に触る。うれしくて、洗って夕飯にすぐ使って、のあと、グラスのことがあったのでよけいに、そーっと、そーっと触る。

夜、もう一度破片たちをしっかり掃除して、ちょうどその器を包んであった紙にくるんだ。
なんてちょうどいいの。
っていや、そうじゃないよね。
新しいものに浮かれているわたしに、身を呈して教えてくれたのだと思うことにする。

何年も働いてくれてありがとうで、グラスも、また買わなきゃ。
夫が中学のころ、テニス部の合宿で行った河口湖の傍の宿舎、でのこと。
そこに置いてあったジュークボックスで、部員の誰かが、そこに置いてあった一枚のレコードをかけた。それは既に知っている有名な曲で、でもテレビでかかるほんの一部分しか知らなくて、初めて、イントロから最後までをきちんと、通しで聴いた。

その時とても感動したらしい。
世の中にはこんな曲があるのか、と思ったらしい。
合宿中何度もそれを聴いたらしい。

という話を昨日夫に聞き、わたしが先ず思ったことは、ジュークボックスってなに?、
初めて聞いた言葉だった。レコードをかける道具らしい。

レコードは触ったことがない。
わたしの子供の頃はCD、いやMDで、コンポかCDラジカセだった。

3歳の甥っ子は今、自分でiPadを操作してYouTubeを見ている。
妹のiPadの閲覧履歴はアンパンマンだらけらしく、彼が大人になったころ例えばわたしが、テレビの歌番組では一番しか聴けなくてねそれを録画してね、とか、TSUTAYAでCD借りてコンポでMDに録ってその曲順を紙に手書きしてね、、なんて言うと、さぁどんな反応をされるんだろう。

どっちがいい悪いじゃないと思う。
便利なのはとてもいいし、でも、不便だからこその感動もとてもいい、と思われる。
思う、じゃなくて思われる、なのは、想像でしかないから。

夫のそういう経験はいつも鮮やかで、ちょっとうらやましく、そんな風に生きてきたからなのかな、夫はよく感動する、と思う。
今日も午後、読んでいた本に静かに感動していたようで(多分)、その本についての話をされたのだけど、しかしわたしは考え事をしていたのであまりきちんと聞いてあげなかった。
そして無言で縫っていた。
なんか、めずらしくいっぱい喋ってくれたのに、悪いことしたな、と反省する。

読書のあと夫は、音楽を聴いていた。
ジュークボックスでもコンポでもなく、YouTubeで。
何れのことも否定しないで生きている人。
Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。

29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
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