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昨日は休日。
朝は全力でパンを焼いて、午後は全力で縫って、いやただそれだけなのだけどそれだけでやはり息切れて、はぁ、がんばったな、と、洗濯たたみながら窓の外を見たら、夕陽があまりにきれいで、ご褒美みたいだった。

今日はどっさり買い物して、荷物が重くてやはり息切れ帰り道、ここの柿の木ももう実がいっぱい生ってるなぁと見た、木の下にもひとつ落ちていた。カラスの仕業かな。
なんだろう、ちょっとほっこりする。

こういうなんでもない、そうして、何百年も前からある景色だよなぁって。
いろいろ時代は変わるけど、なんか、こういうのっていいなぁと思う。

そんなわけで明日も全力でがんばります。
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いつか食べてみたいなぁと思っていたとある食べ物を、今日、初めて買って、食べてみた。
久しぶりに、これは…!となった。衝撃を受けた。そう苦手の方で。
そんなわけでその苦手についてつらつら、いや、これを好きな人が読んだら悲しくなるだろうし、どんなものにも作っている人がいる、ので、何かは伏せます。とある食べ物。

食材を捨てることが本当にとても嫌で、食べ残さない量をは勿論のこと、絶対に腐らせないようひとつひとつペーパーを巻いて、とか、とりあえず切って塩しておく、とか意識しているのだけど、
あぁえっと最後に食べ物を捨てたのは4年前くらいかな、それはスーパーで冒険して買ってみたとある食パンで、無論それからそのパンは買わないけれど、スーパーで見るたび、ちょっと心が痛む。

今日のそれ、まったく未知の味であるのに、根拠なく好きな気がして、わくわく、大事に持ち帰ってきた。
あぁどうしようか。。
味だけじゃなく、身体からも苦手サインが出ている。
どうやら夫の口にも合わないらしい。

この一年くらいは、人体実験というと大袈裟だけどそんな風、ちょっとした体質改善に成功した感じなので、これまでアレルギーで避けていたいろんなものを試している。
久しぶりに失敗したのだな。
でもそれも、エジソンだっけ、だめっていうのが分かったという成功?と考えたいよね。

それのあと、食後にりんごを食べたらなんかものすごく美味しかった。
りんごは子供の頃からずっと、いつ食べても何の衝撃もなく優しくて、はぁ素晴らしいなと今しみじみ。。
日頃、パンツかロングスカートを履いていることの多い妹が、新しく買った黒いワンピース、を着ているのを見て、甥っ子が、「それおばちゃんの服みたいやなぁ」と言ったらしい。
わ!っと思う。
4歳、すごい!

確かにわたしは殆ど毎日、ワンピースを着ている。
最後に会ったときはネイビーのワンピースだったし、こないだ新しく買ったのもまた、黒いワンピース。

甥っ子、天空の城ラピュタに出てくるシータが好きで、三つ編みをしているのを見ると、かわいい、と言う。
何故だか三つ編み、じゃなくて、ぶつぶつ、と呼ぶそれを、妹が片方だけにしていたら「こっちもしてよぉぉ!」とか言っていたっけ。

たったの4歳、いろいろ見てるんだなぁと思う。
当たり前だけど、誰しも違うものを見ているし、違う人生を生きているわけで。
あぁそんな風にわたしを見てたんだなって、なんか、とてもうれしい。

おばちゃん、とか呼んでもらえないぐらいのたとえば、いつかババアとか言われたり無視されたりするのだろうか。
でもやっぱりワンピースが似合うおばあちゃんでありたいと思う。
目が覚めた時あまりに真っ暗で、夜中なのかな、と思うくらいだった今朝。
昼過ぎまで大雨、ちょうど夫が休みなことに、心底安堵する。

雨がやんで、窓を開けて、あぁちょっと肌寒いくらいだなぁと、ふと見たら、隣家の柿の木に、実がついている!
まだ緑でちいさいけれど、柿がなっている!
たのしみだなー。
去年すっかり好物になった柿。
すももが終わって寂しいけれど、あ、じゃなくて、すももさんお疲れさま、と言えばいいのか。
トマトさんもキュウリさんも。

そうして、リンゴさん今年もどうぞよろしくお願いします、な今日、です。
相も変わらず、いや輪をかけて要領悪くて、いや悪すぎて、時に、あぁわたしって一体、とか、まるで何をも成し遂げないままただ老いていくことに、なんだろうな焦りとか、自己否定みたいなものがまぁやはりあるのだけれど。

子供のころ一時期は、自分の考えることなんて全部間違っている→→あ、この覚えたはずの通学路も道間違ってる?とか思うような。ともかく、自信が無かった。
今もないけど、これでもついた方。
こだわりばかりでトロいの塊である自分を、良くいえば真剣とか一生懸命と言えるかな。

昨日、読みたかった本、絵本を読んだ。
ゴフスタインの「海のむこうで」。
彼女の絵も文もとても好きで、いくつか部屋にあるのだけど、その、初めてのこれもまた、とても良かった。
なんかね、別にそういった重いことに触れてはいないのに、あ、わたし、これで良いんだな、って。

このトロいの塊でも生きていていいんだな、とかそういう、肯定してもらう、みたいのじゃなくて、なんだろうな、トロいことが良いことなのかなって。
変わらぬ自分の日々を、ちょっと美しい人生のように思えた。

にっこり、楽しく暮らしたい。
ただ老いていく、というのはそのまま、楽しい時間も有限である、ということだもんね。
Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。

29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
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