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もうすっかり彼岸を過ぎているのに、きれいに咲いていたあの赤い花。

彼岸花、は、花の美しさ秋らしさにくわえて名前がすごいなと思う。

ヒガンバナ。
子どものころはこわくて仕方なく、毒があるとかないとかよりも、あのコントラストは深夜の赤信号みたいに強く、なんとなく痛そうで、かさかさとしていそうで。
通学路の脇。ブランコの後ろ。
遠まきに、すこし避けて歩かなきゃいけないもののように。

きれいだなぁと思った先週も、やっぱりちょっぴり遠くからで、
これくらいがちょうどいいなぁ、と。

今年はまだにおいがしなくて、いったい何月なのかしらと、あっちは、思いきり息を吸って、近くを通りたかったなぁの、金木犀を待ちわびる。
十月も、もう六日が過ぎたというのに、ねぇ。
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低空飛行が続き、読んでくれている方まで暗い気持ちになってしまうんじゃないかしら、と申し訳ないこの頃。

今日はまた一段と低いところに過ごし、せっかくの休日になんともひどい妻だったのだけれど、
お風呂から上がると、いつものように先に眠る夫が、いつものように起きて、ドライヤーで髪を乾かしてくれる。

最後に自分でドライヤーをかけたのはいったいいつだっただろう、と思う。
救われる、この五年半くらいの、変わらぬ習慣。

いつのまにか当たり前になって、忘れてしまうこと。
明日も、来年も、その先もずっと、こうしてしっかり甘やかされていたい。
がんばろう。
もうすこし、いい妻でいられるように。
今夜のことや明日のことはとりあえず置いておいて、ただゆらゆらと、風にゆられてみよう、と思った今日。

十代の頃のように一日が永遠ではなくなり、はやく帰らなきゃと追われたり、焦って失敗したり。
ときどきあのころの、なにも考えずにひょいと夜行バスに乗って、みたいな、無限な感じがまぶしくなって。

結局のところ夕方には帰るし、スーパーにも寄る今日。
夜行バスではなくいつもの私鉄。夫にお土産をもって。ほんの小さな昼のお出かけ。

うまくいかなくても、タイムリミットがあっても、
めげすに。
不自由のなかに自由をさがす。

ゆらゆらと。
残暑の、ぬるい風にゆられる帰り道。
あの頃も今もかわらず好きな、ワンピースの裾とともに。
余韻に余白に余裕にと、余、のつくものはいつもちっとも余計ではなくて、余分にあってほしくて、余暇とか、余生とか、ぜんぶをそんな気持ちでいられたら、って。
声がいいなと思うとき、もうそれはすでに最高で最上で最大で、きらいになりようがなく、
この数年使ってないけれどイヤホンなんかで聞いてしまったらもう最後だろうなと、それこそ中毒みたいにずっと聞いてしまいそうなのを抑えて、はぁ、それでもやっぱり、いいなぁと、ニューアルバムに完全に射抜かれる。

家事をしながら、離れたところで小さなボリュームでかけておいて、あぁ聞こえてくるなぁと、ちょっと足りないくらいな感じが、どうしようもなく美しくて。
あの感じ。
そして一瞬の空白といったら。

気持ちを入れ直して、がんばろうと思う今朝。
宇宙は広い。
caravan。
すきだなぁと思う音。
About
furuyama saki
神奈川県在住 1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在はスロー活動中。

29歳年上夫とふたり暮らし。
美味しいもの、きれいなもの。リネンと花と野菜が好きです。
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