2、3日に一度通る近所の公園で、昨日、ようやく金木犀がぷつぷつと出始めた。
まだ緑で、香りはしなくて、あぁでもうれしい。さていつごろかなぁの楽しみがやってきた。
隣家の柿も日増しに色づいて、そういえばあんな百日どころではないくらい咲き続いていた百日紅もいつの間にか終わり、彼岸花もね、季節は進むなぁ、の。
すももから梨へ。梨から柿へ。そしてりんご。
洗濯物の乾きと、日暮れつまり縫えるタイムリミットだけは夏が良かったけれど、まぁそれはそれとして、静かに穏やかに過ごしたい日々です。
今日は夜、もう何年ぶりだろうか思い出せないくらいに、オムライスを作った。
こないだ夫とお子さまランチの話をしていて、食べたくなって。
「オムライスって楽しいね」と言われた。
美味しい、というのとはまた別で、楽しい食べ物ってなんかあるよね。
まだ緑で、香りはしなくて、あぁでもうれしい。さていつごろかなぁの楽しみがやってきた。
隣家の柿も日増しに色づいて、そういえばあんな百日どころではないくらい咲き続いていた百日紅もいつの間にか終わり、彼岸花もね、季節は進むなぁ、の。
すももから梨へ。梨から柿へ。そしてりんご。
洗濯物の乾きと、日暮れつまり縫えるタイムリミットだけは夏が良かったけれど、まぁそれはそれとして、静かに穏やかに過ごしたい日々です。
今日は夜、もう何年ぶりだろうか思い出せないくらいに、オムライスを作った。
こないだ夫とお子さまランチの話をしていて、食べたくなって。
「オムライスって楽しいね」と言われた。
美味しい、というのとはまた別で、楽しい食べ物ってなんかあるよね。
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昨日、そのもうすぐ閉店する蕎麦屋で夜ご飯、に夫と待ち合わせて向かったら、まさかの臨時休業なのか、扉が閉まって真っ暗で誰もいない。
ええーどうする、店の前で途方に暮れ、こんなことついこないだの夏にもあったような。。あきらめて、なんとなく見つけた居酒屋に入ってみる。
雨は上がっていたけど寒くて、仕事帰りの夫も買い物帰りのわたしも疲れていて、居酒屋のごはんや空気がちょっと合わないなぁと思って、なんだろうどうしようもなく悲しくなった。
休みです、の貼り紙とかもなかったけれど、蕎麦屋のおばちゃんたちは今どうしているんだろう。こんな寒くて具合悪くなったとかじゃないといいなぁ。お昼に忙しすぎて売り切れてしまったとかかな。わたし閉店するまでに行けるかなぁ。おばちゃんの卵焼き食べたかったなぁ。夫はカレーが食べたかったって。なんか今年はこんなこと多いな。ともかく、運がない、なぁと。。
妹に昨日この愚痴を聞いてもらったら、「誰もわるくないから悲しいのよ」と言われた。
それってものすごく核心のような気がした。
居酒屋が悪いんじゃないし、天気が悪いのでもない、ただ相性で、なんか、昨日はそんな日。
切り替えて今日は今日。
と思ったら朝洗濯物を干した途端に通り雨にやられて洗い直した。
はぁ。
ひとつ深呼吸して朝のコーヒー淹れたら、あぁ美味しかった。。こういうの沁みるっていうのだろう。コーヒー屋の店主に感謝。
がんばろう。
ええーどうする、店の前で途方に暮れ、こんなことついこないだの夏にもあったような。。あきらめて、なんとなく見つけた居酒屋に入ってみる。
雨は上がっていたけど寒くて、仕事帰りの夫も買い物帰りのわたしも疲れていて、居酒屋のごはんや空気がちょっと合わないなぁと思って、なんだろうどうしようもなく悲しくなった。
休みです、の貼り紙とかもなかったけれど、蕎麦屋のおばちゃんたちは今どうしているんだろう。こんな寒くて具合悪くなったとかじゃないといいなぁ。お昼に忙しすぎて売り切れてしまったとかかな。わたし閉店するまでに行けるかなぁ。おばちゃんの卵焼き食べたかったなぁ。夫はカレーが食べたかったって。なんか今年はこんなこと多いな。ともかく、運がない、なぁと。。
妹に昨日この愚痴を聞いてもらったら、「誰もわるくないから悲しいのよ」と言われた。
それってものすごく核心のような気がした。
居酒屋が悪いんじゃないし、天気が悪いのでもない、ただ相性で、なんか、昨日はそんな日。
切り替えて今日は今日。
と思ったら朝洗濯物を干した途端に通り雨にやられて洗い直した。
はぁ。
ひとつ深呼吸して朝のコーヒー淹れたら、あぁ美味しかった。。こういうの沁みるっていうのだろう。コーヒー屋の店主に感謝。
がんばろう。
突然寒い。
ずーっと雨の土曜、久しぶりに洗濯物がまるで乾かず、結露すらしそう、あぁ季節が進んだなぁと感じて。
長袖と、割烹着をひっぱりだす。
昨日首を寝違えたけれど、寝違えストレッチなるものを夫が調べてくれてやってみて、今日はもう痛くない。
ちょびっとずつの筋トレも一応続いていて、無論そんな目に見えての変化はないけれど、 ここであきらめずがんばるのだ。
布も同じく。あきらめず、ともかく気長にですね。
今日はまたコースター。
ずーっと雨の土曜、久しぶりに洗濯物がまるで乾かず、結露すらしそう、あぁ季節が進んだなぁと感じて。
長袖と、割烹着をひっぱりだす。
昨日首を寝違えたけれど、寝違えストレッチなるものを夫が調べてくれてやってみて、今日はもう痛くない。
ちょびっとずつの筋トレも一応続いていて、無論そんな目に見えての変化はないけれど、 ここであきらめずがんばるのだ。
布も同じく。あきらめず、ともかく気長にですね。
今日はまたコースター。
ついこないだ、と思っていたけれどもうひと月が経つらしい、先月の始めに、近所で初めて行ってみた古いちいさなお蕎麦屋さんがとっても良かったので、また行った。
同じように日曜日の夜に夫と駅で待ち合わせて。
同じように空いていて静かな店内。同じようにやさしいおばちゃん。
注文して、待ちながらふと見た壁に、こないだは無かった「当店は~~日で閉店します」の文字を見た。え。
おばちゃんに聞いてみる。
おばちゃん。いや、おばあちゃん。厨房に見える店主らしき姿は、おじさんではなくおじいちゃん。引退するらしい。
44年やったの。という店に、ついこないだ知ったばかりのわたしたちが何を言えよう。
ここは通いたいね、また来ようね、と話したのをなんとも切なく、ちょっとしっぽりした夜ご飯になってしまった。
けれどこんなの初めてじゃない。
結婚前に夫とよく行ったあの洋食屋も。あの町のちいさなパン屋さんも。いつも貸切だったティールームも。神社のとなりの静かなカフェも。
いくつもの店が閉店して、そのたびに寂しいなと思うけれど、そして急に、アントニオ猪木のことを思い出した。
夫が子どもの頃に大好きだった人。
それに限らず、日本中にものすごく多くの猪木ファンがいると思う。けれどもう彼は亡くなってしまった。
あ、そういえば去年は力道山のお墓にも行ったんだっけ。ってお寺に行ったら偶然見つけたのだけど。。
夫に会うまで、猪木とジャイアント馬場が力道山という人の弟子だとも知らなかった。
人はいつか死ぬ。猪木はもういない。
でも、夫や彼らファンの心のなかで、あの頃の猪木はずっと生きていて、思い出はなくならないんだよね。
結婚前に亡くなっているので、わたしは夫の父に会ったことがないけれど、夫と母と妹と、いつも、とっても幸せそうに父の話をする。父はいない。でも思い出はなくならない。
蕎麦屋はもうすぐなくなる。
けれど、思い出はなくならない。
閉店までにあと一回は行けるかな。
思い出を刻みにいこう。
それから、おばちゃんにありがとう、お疲れさまって言いにいこう。
たったひと月ちょっとの客だったとしても。
同じように日曜日の夜に夫と駅で待ち合わせて。
同じように空いていて静かな店内。同じようにやさしいおばちゃん。
注文して、待ちながらふと見た壁に、こないだは無かった「当店は~~日で閉店します」の文字を見た。え。
おばちゃんに聞いてみる。
おばちゃん。いや、おばあちゃん。厨房に見える店主らしき姿は、おじさんではなくおじいちゃん。引退するらしい。
44年やったの。という店に、ついこないだ知ったばかりのわたしたちが何を言えよう。
ここは通いたいね、また来ようね、と話したのをなんとも切なく、ちょっとしっぽりした夜ご飯になってしまった。
けれどこんなの初めてじゃない。
結婚前に夫とよく行ったあの洋食屋も。あの町のちいさなパン屋さんも。いつも貸切だったティールームも。神社のとなりの静かなカフェも。
いくつもの店が閉店して、そのたびに寂しいなと思うけれど、そして急に、アントニオ猪木のことを思い出した。
夫が子どもの頃に大好きだった人。
それに限らず、日本中にものすごく多くの猪木ファンがいると思う。けれどもう彼は亡くなってしまった。
あ、そういえば去年は力道山のお墓にも行ったんだっけ。ってお寺に行ったら偶然見つけたのだけど。。
夫に会うまで、猪木とジャイアント馬場が力道山という人の弟子だとも知らなかった。
人はいつか死ぬ。猪木はもういない。
でも、夫や彼らファンの心のなかで、あの頃の猪木はずっと生きていて、思い出はなくならないんだよね。
結婚前に亡くなっているので、わたしは夫の父に会ったことがないけれど、夫と母と妹と、いつも、とっても幸せそうに父の話をする。父はいない。でも思い出はなくならない。
蕎麦屋はもうすぐなくなる。
けれど、思い出はなくならない。
閉店までにあと一回は行けるかな。
思い出を刻みにいこう。
それから、おばちゃんにありがとう、お疲れさまって言いにいこう。
たったひと月ちょっとの客だったとしても。
日々いろいろあって、考えないようにと思っても考えて、悩んでしまうし、なかなかね、だけど、楽しかったことやうれしかった時間をしっかり忘れないでいよう。これは先週のそんな記録です。わたしもしあわせ。
Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。
29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。
29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。