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もてあましている感イコールしあわせ。
だとおもう。

たとえばとてもよく晴れた日に、どこにも行かずにひきこもって昼寝する、みたいな。
窓越しにとてもあかるくて、これが映画だったら帽子かぶってピクニックにでも行くのだろうなという春か秋の、なにをするでもない午後。
瞼にあたるひかりのなかで、あーこんな雨でもできることをもったいないなぁとほんの数秒感じながら、たまに読書して。雲を見て鳥を見て。
それがなんかもう、最高にしあわせな瞬間。

もてあます。
なんでもない日常は、なんでもないだけでもう満ち足りていて、ときどき、とても尊い。


(photo diana mini)
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目を閉じてふいにおもいだすのは、どうしてかいつも逗子の海。

何百回とみた田舎の港でも、東京のチャペルのむこうでも、熱海でも横浜でも江ノ島でもなく、ぜったいに、逗子海岸。

登校前に砂浜で遊ぶ男子高校生を、とてもまぶしいと思った、春の終わり。
あの一度しかみたことがないのに。



(photo baby holga)
ものづくりをはじめたのは
たぶん中学生のころ。

当時、原宿系ファッションにあこがれていて
けれど育った四国にはお店もなく
中学生のお小遣いで買える値段でもなかったので
自宅にあるレースやチュールで
(おそらく子どもの頃結婚式で着た母お手製ドレスの余り生地)
ブローチやヘアアクセサリーを作っていました。

あまり良い出来ではなかった気がするけれど
作ったのすごいね!かわいい!売れるよ!
と言ってもらえるとその気になり
自分でお店をやりたい、商売がしたい!と
入学した高校を一週間で中退(笑)

まずは資金を!といろんなアルバイトをしました。
郵便屋さん、カフェ、洋服販売員…
でもお給料をもらうと、
それで好きな洋服を買ってしまうので
なかなか貯まりませんでしたが。汗

17歳の時、ハンドメイドアクセサリーのネットショップをオープン。
18歳で初めての個展。
イベントに出展したり、委託販売してもらったり。
この頃からよく東京に遊びにきていました。
委託先のお店に行ったり、お買物したり。

20歳で東京へ移住。
21歳で結婚。
この2年くらいはあまりに激変で、なんだかおぼえていないのですが。笑
妹とふたり、バイトしながら暮らしてました。

環境が変わり、夫に出会い、
そんななかですこしづつ、つくりたいものが変わって来た気がします。

とにかくなんでも、つくるプロセスがすきです。
料理も布も、箱を折るとかアルバムをつくるのも。
かたちが変わっていくところがとてもたのしくて、
腱鞘炎持ちのくせに毎日ずーっと手を動かしている気がします。
(だから腱鞘炎になるんですよね…
でも手を動かさずにじっとテレビを見るとかすごく苦手。泣)

ながくなってしまいました、
そういえば、夫もモノをつくる人です。
つくるものは全然ちがいますが。














Furuyama saki
神奈川県在住
1993年3月生まれ
高校を中退後、2010年よりアクセサリーの製作活動を開始。
個展、通販、雑貨店での販売と同時に、フィルム写真やZINEも製作発表。
2015年、結婚を機に、暮らしに調和する布小物「mel」を開始。
現在は不定期オープン、スロー活動中です。

29歳年上夫とふたり暮らし。
リネンと、おやつとコーヒー、洗濯を愛しています。
↓webshop

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