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休日の朝、夫がおはようのあとまず口を開くのは、いつも、音楽なに聴く?って。
ほとんど、いやもう100パーセント、何でもって返すのに、やはりめげずに絶対聞いてくる夫。
いつもどおりの朝。
今日はあんまり寒くなくて、ちょうどよく涼しい、しかしやっぱり布団を出しておいてよかった。
さてそしたら今度は、またいつしまおうかなぁが、難しいところですよねぇ。(今度こそはまた引っ張り出したくないしなぁ)
最近はいろいろとやりたいことが浮かんだり、ひたすら片付けたり、なんとなく落ち着きのないぼーっとした日々を過ごしていたのだけれど、
自分のやるべきことを、見失わないように。
何でもかんでも、このところの流行りもの、のせいにしないように。
そして夫がかけたのは、JacksonBrowneのセカンドだった。
これもう何回聞いたのかしら。
いつもどおりの朝。
あれこれ欲をかかない。
後ろ向きにならない。
地道に前向きに。
ちっともつつましくない自分に、今日もまた、言い聞かせるように。PR -
新しい洗濯機がやってきて、まずなにに驚いたかというと、ボタンを押したときの音の違いで、
さぁ一回まわそうっと電源を押して、うわぁっ。コースをおして、うわぁっ。いちいちさっぱり聞き慣れないシャープなピーッに、どちら様ですか?とでも言いたくなるような、このかんじ。
回しながらには、運転音のまぁ小さいこと。
これが七年の科学の進歩、かしら。
とてもきれいで、新しいにおいがする、洗濯機。
わなわな、わくわく。
はやく仲良くなれるように。
しかし、洗濯日和がなかなか、やって来ないという…。
今日も寒い。
買い物に出かけたら、ダウンコートの人も見かけた。
そしてとうとう布団、引っ張り出しました。
あーぁ。
いやいや。
今夜はあたたかくして、はやく眠ろうっと。 -
今ってほんとに五月よね?と確認したくなるくらいのこの天気、またくもり、また雨、そして今朝はちょっとびっくりするくらいに寒い。
北風冷たい12度。
冬みたいにしんとはしていない、まるで花曇りのよう。
でも窓の外にみえるあのピンクは、桜ではないなにか、名のわからない背の高い花。
橡の木、にすこし似ている。
昨日は、焼いておいたホットケーキに心底救われた。
たくさん眠ってしっかり回復。
ひたすらミシンの今日。
座っているうちに腰が冷えないよう、ブランケット出して。
気持ちは初夏のように。
さ、がんばりましょう。 -
なんとなくざわざわ、そわそわしてしまった午後、思いたって、ホットケーキを焼く。
たぶん余裕がないであろう、明日の自分のため。
出来立てではなくなってしまうけれど、まぁそれでもいいやって。
これがあったらがんばれるなぁの、明日のご機嫌の素。のつもりが、焼いているうち、今日のこのざわざわも、落ち着いていくのを感じる。
たまごのにおい。粉と砂糖のにおい。バターの溶けるにおい。なつかしくて、素朴で、こんな雨ふりにも陽だまりみたいに、あたたかな焼き色。
ホットケーキはいつも、しあわせの象徴。
すぐにざわざわする。
そわそわする。
変化が苦手、非日常が苦手。
でも、なんとか乗り越えようと工夫するこの感じは、なかなか。わるくない。
がんばろうっと。
今夜も、明日もまた雨。
でも冷蔵庫には、まぁるい陽だまりが、わたしを待っている! -
カフェでバイトしていた時、紅茶やココアを飲むお客さんに
「コーヒー苦手なんだけどコーヒーの香りはいい香りだね」と、けっこうな頻度で言われた。
コーヒーの香りと、味にはギャップがあるらしい。
でも思い出せないくらい小さな頃からコーヒー好きのわたしには、そのギャップがわからない。
香りも味も、全部が最高だと思ってしまう。
わかることがあるということは、わからないこともあるのだよなぁ。
いろんな感覚がある。
ときどき、ちょっと想像してみる。
どんより雨の休日。
今日の朝食は、コーヒーとトースト、オムレツ、ヨーグルト。
いつもと変わらぬ、ごく普通の朝。