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すきなものはずっと同じでも飽きないなぁと思うけれど、飽きないのではなくて、飽きのこないようなものをすきなのだなと気づく。
今日も同じ曲を聞き、同じものを食べ、同じようなルーティンで動く。
飽きのこないようなものを作りたいと思う。
この頃はコースターを縫っています。PR -
目覚めて感嘆ぴかっと晴れ!薄く雲もみえるけれど空気がちがう、文句なし、高気圧!
これはとうとう開けるかしら、とびおきて洗濯機を回し、あれもこれも洗う、これ干したら床も拭こう窓も拭こう。
きびきび動く。とにかくうれしい朝。
ミシンを踏みながらにも、あーこれを待っていたのよって。
電気いらない。一体いつぶりかしら。
開けたと思ったらまぁいきなり八月っぽく、暑さがちょっとこわいけれど、いや夏も苦手なのだけど。
明るいって、やっぱりうれしい。
長かったぶん、おめでたく感じる日。
まだもやもやしたもののある世界だし、いろいろ思うことはあるけれど、今日ぐらいはどこかに仕舞って、口を開くなら明るい言葉で。
太陽ありがとう。 -
年をとって、いろんなことができなくなっていくらしい生き物の、
みずみずしさとか、端正な、整ったふうではなくなって、なんかもうこれでいいやみたいな。
投げやりではなくて、つややかではあって、でもなんかもうこれでいいやみたいな。
なんとも得体がしれないのだけど、ともかくあのさまがむしろいいなぁと、
魚みたいにフレッシュであれば良いわけじゃない、ことを、聞きすぎている音楽について、しみじみ感じるこの頃。
削ぎ落とされて、美しくなっている気がする。
老いとはそう悲しいものでもない、と思いながら、がしかし、お風呂上がり鏡を見るとあぁ悲しいかもって。
鏡を見るごとひとつずつシミが増えていくような、わたしはこれでいいやとは、やはり思えない、なぁ。 -
別にそんなことしなくてもいいのにとか言ってしまったら、もうそれまでだよなぁ、って。
久しぶりに電車で出かけた帰り、なんか前にこんなことあったような、無性に野菜が食べたくなって、夕飯ついでに多めに買って帰り、家にあるパンを焼いて、サンドイッチを作る。
今買ってきたマヨネーズの封を開け、ヨーグルトとマスタードと混ぜてソースにして、塗って、レタスとトマトに塩と胡椒とオリーブオイル、ここで気づく、
わたし一体なんでこんなことしてるのかしら。
サンドイッチなんていくらでも売ってるし、外でも食べられるし、っていうかもうお昼もとうに過ぎていて、お腹すいたなぁと思ってからすでに二時間は経ったような、
帰ってきてシャワーを浴びて洗濯して、妹とテレビ電話までしてからの午後、なぜか、サンドイッチを一から作る女。
一体なんでこんなことしてるのかって、食べたいから、だけではないように思う。
たぶん、ガラスのボウルにヨーグルトとマスタードをスプーンで混ぜたりしている時間が、どうしようもなく好きなんだろうな。
へとへとに疲れていてさえも、いやむしろ、家にひとつずつ帰っていける気がして。
外食を控える分、週に一度の買い物の度にお惣菜にしようかなと言ってみたのに、この五ヶ月、結局買ったのは三回だけだった。
毛嫌いしているわけでもなく、だってすぐ向こうに艶々の子がいたら、あれ切りたい、って、あぁなんでなってしまうのだろう。
まな板洗わなきゃいけなくなるのに、ねぇ。
リネンのマスクといい、お菓子作りといい、あぁあのエコバッグや傘袋にしても、今夜のこの日記にしたってたぶん。
日々のたのしみとは、別にそんなことしなくてもいいのに、の、積み重ね。
よい一日でした。 -
明日もまた曇り、あーもう諦めて本でも読もうかなぁと思いながら眠りにつき、
今朝、重い身体を引きずるようにしてようやっと起きて、朝ごはん食べて、洗濯して掃除して、っといつも通りに動き、あぁ水曜日だったと思いだしてサーキュレーターの掃除もする。
日記を書いて、一時間ミシンを踏む。
暗い、重い。
もう書き飽きる。
あまりに長い梅雨で、うんざりどころかすっかり慣れてしまったようにも思う。
ぴかっと快晴の高気圧って、いったいどんな風だったかしら。
けれど、こんな日。
わたしは洗濯と掃除に助けられていると思う。
やらなきゃいけないこと、だけどそれがあるから、朝、あぁ起きなきゃ、となるし。
こんな季節、こんな時代。家のなかでやるべきことがあるのは本当にありがたい。
結局、本は読まなかった。
夜読めたらすこし読もう。
いつも通りの持つ力。
そしてまた、いつも通り、音楽聞いて、コーヒーのんで、夕飯を作ろう。