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霜月、とは思えない、暑いくらいだった日。
季節感がちょっとずつ変で、金木犀もそりゃおかしくなるよねって。
なんとなくざわざわした心でパンケーキを焼いたら、なんとも微妙なものになってしまった。
分量がどうとか材料がどうとかをしっかり準備することも大事だけど、自分の体調と心を整えて作る、食べることもとても大事だなぁと、改めて感じる。
わたしはもうちょっと涼しいほうがいいな。
パンケーキも寒い方がおいしい。
そうなる頃にまた、心を落ち着けてゆっくり焼こうっと。PR -
ハロウィンが終わる、選挙が終わる。
10月が終わる。
今年もあと二ヶ月しかないって。
今日はまた雨だったのであれだけれど、だんだんと日が短くなってくるにつれ、一日が、一週間が、一ヶ月が早く過ぎるよう。
家に籠っていると、縫うのは進むし部屋は片付くのだけど、運動不足になる。
外に頻繁に出ていると、身体も頭も心もすっきりするのだけど、縫えないことに焦りが出てくる。
やりたいことあれこれをもっと上手いことまわせたら、とは多分、永遠のテーマなのかな。
完璧にいくことなんてない日々。
ちょっとずつでもまぁいいやって、明日もがんばろ。 -
すっきりよく晴れて、昨日の風も止んでおだやかで、きれいな朝、
雲のない高いところの空に、ちいさな白がひとつ。
ちいさな飛行機が東から西へ飛ぶ。
なんとなく、良い日になりそうな朝。
もりもり洗濯してもりもり縫って、この感じがなんか久しぶりのような気がする。
だいたい土日はそんな風で、町があぁ土日の空気をしているなぁと、いつも窓の内側から。
夕方、ピーマンを切ったらその中にちいさなピーマン、みたいのがついていた。
たまごの双子よりはちょこちょこある。
あとは、人参の頭のところが2つあるやつとか。足が生えた大根とかも。
なんとなくうれしい。
コースターがようやく完成して、次の布に行き初めた今日。
なんとなく、でもなくなかなか良い日だった。 -
北風びゅーびゅー、
昨日からの落差、とても寒く感じた。
ちょっと落ち込んでいたのは、やっぱりいつもと同じく、あまりに遅すぎてもう、なのだけど、
わたしに負けず劣らずビビりでスローな甥っ子が、最近ようやく、滑り台をひとりで滑れるようになったらしい。
階段の二段目ですでに泣き叫んでいたのにって。
ちいさい人たちの未来は長い。
これからどんどん色んなことが出来るようになっていく。
わたしはまだ老いるという程でもないけれど、あそこまで若くもないので無限に何でもは出来なくて、あぁ、あのツルツルのお肌がうらやましいのと同じくね。
明日も、進むのかどうかとか、意味がどうとかじゃなくて、とりあえずゴタゴタ言わずに縫う、のみ。 -
疲れるとか飽きるではなく、日常に、バテる、というのがいちばん近いように感じて。
家に居てやりたいことが山ほどある。
よく晴れた、あぁ洗濯が掃除がミシンが、を今日は無視、いやシーツは洗って、
期日前投票に行ってから、近所のティールームへ。
今日はうれしいことに貸切りで、元々のそれが更にひっそりと。
ごくちいさなボリュウムの音楽と、マダムの声も小さくて、でもなんか冷たい感じじゃなく本当にちょうどいい。
ぽってり厚みのあるカップで熱々のコーヒーを飲むと、自分の喉の音すら分かるくらいな空間で、窓からの陽射しもあまりに気持ちよく、なんだろうこの感じは。
時間という概念がないような。
古いのにどこか潔い感じもあって、
一間、帰りたくないような感覚に襲われる。
お気をつけてお帰りください。と言ってくれるマダムの、指先まできちんとしたあの様に、うっとりとする。
しっかり息抜きしたら、やっぱりまたちゃんとしたくなる。
スーパーに紅芯大根が売っていたのでうきうき買う。
パン屋でクロワッサン買って帰り、焼き直して、昨日のりんご煮と一緒に食べる。
今年三度目まして、の金木犀を見かけた。
夫に、においをたどって咲いているのを見つけたと話したら、警察犬?と言われた。
動くと暑いくらいの良い天気だった今日は、しっかり回復できた、とても良い一日でした。