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何をするにもあまりに遅い、って自覚があるぶん、はやくしなきゃって焦りがあって、その焦りがいざ、一番大事であろうところで変に出てしまう。
それによって失敗して、余計時間がかかったり、あぁ、後悔したり、そうして思うのは、わたしはただただトロイだけで、丁寧なわけではない。
今日は、買い物に行ったら混んでるし、シャワーしてもりもり洗濯してもりもり縫って、片付けて、っと余裕なくなりそうなところなんとか、焦らない焦らないを言い聞かせて、
もういいや待たせておけば。ってゆっくりやったら、カレーの鍋に落とした卵が、ぴったり理想の火通りに出来た。
カチカチはどうしようもなく悲しい。
しかし生たまごっぽいのが苦手なので、ちょうどいい塩梅になることは少ない。
もういいや遅くてもって、いつか心の底から全て思える日がくるのだろうか。
もっと、なんにも出来なくても生きていていいって、広く捉えられたらなぁ。PR -
朝、窓を開けたらすぐそこの電線にとまった雀と、ぴったり目が合う。
そういえば鳥を見かけることが増えたなぁの、ウグイスの声を何度か聞いた、、のはもうひと月は前だったかしら。
体操しながら向こうに見える桜、ピンクのかたまりとなったもっと遠くの桜、そのへんのアスファルトの傍らに名の分からない色々な花たち、
鳥に桜に、そうして日が長く、よく晴れ、さわやかで、この季節を清明というらしい。万物が清らかで生き生きとしているらしい。
万物のなかにどうにも入れないのだが、出来ることをちょっとずつ進めていくと、ちょっとずつ万物に入れる、
花粉がつらくとも清らかに明るく過ごそうと、せめて意識だけを忘れずにいたら、生き生きと、してくる気がする。
今日もまたパンを焼き、すこし縫い、ふつうの日でした。 -
先週カフェでかかっていて、前から好きだったけれどさらに好きになった、カーラボノフ、を、毎日聴いている。
夫に会うまでは名前も知らなかったもの、はとても多い。
音楽についてがほとんどだけど、今日はそういえば、藤子不二雄というひとはふたりで、あびこさんとふじもとさん、なのだとさっき知った。
悲しいニュースが多いなと思う。
でもね天気はいいし、こういう晴れた日にカーラボノフはなんかとてもいいな。
太陽が似合う音だ。 -
よく晴れた。
花粉もそろそろ終わりが見えてきて、夫のいびきがどんどん大きくなって、洗濯物はよく乾く。初夏に向かっている。
やる気が出たので高いところの埃をとって、サーキュレーターも掃除して。
あとは普通にコースターの続き。
昨日、どういうわけか突然、夫と学生時代の話になって、と言ってもわたしは中学までしかないのだけど。
ちょっと思うのは、学食、というものに行ったことがないので(ついでに社食もないけど)、憧れる。
ほんのすこしだけ通った高校を思い出してみても、定時制高校だったのでそれがなかったし、どんなものなのか、
想像ではあんまり美味しくなさそうな、でも想像を裏切らない程度には不味くもなさそうな、なんだろう、全体として白い明るいイメージがある。
学食のカレー、とか。売店で紙パックのいちごミルク買う、とか。部活帰りにアイスクリーム。とか、
あぁでも今はあんまりそういうこともしないのかなぁ。 -
雨上がり。
ようやく家から出たら、もう近所の桜は散り始めて、風が強い、でもそれが生ぬるく、季節の進む早さを感じる。
道路脇の花壇のチューリップが、色とりどりに咲いていた。
甥っ子はさくら、とチューリップ、が分かるって。
他の花は全部、お花、だって。
間違ってはないね。
もう地震起きませんようにとか、こわいことがありませんようにとか。
願ってもどうしようもないと知りながらも、願う。