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三日間、ほとんどずっと降り続いたような雨がようやく上がった夕方。
いったい何度結露に溜め息をついたのか、と思ってまた窓を見たら、しかし雲の隙間から夕陽、らしきものがうっすらと透けていて、なんだかとてもきれいだった。
天気に影響されすぎだ、と思う。
それこそ、烏滸がましいというやつかな。
晴耕雨読、じゃないけど、三日間、がんばらなかった。
雨のお陰でゆっくりさせてもらえた、と考えなきゃ。
明日からもりもりがんばろう。PR -
部屋には、ほぼ毎日、その時縫っている色の糸屑がちょろちょろしている。
無論それも掃除するのだけど、今はチェリー色のリネンを縫っているところ、それが好きすぎて、糸屑見てすら、かわいいなぁと思う。 -
久しぶりに雨。
雨も必要ですね。しかたない。っとわかっているのに、あぁ洗濯祭りが…と頭痛が…と、心がふにゃふにゃの土曜。
ミシンは少し、クローゼットの片付けもすこし。
夕方パンケーキを焼いて食べて、片付けて、きんぴら作ってからの夜はカレー、で、復活した気がする。
カレーってすごい。
明日もまた雨らしい。
晴れのありがたさを感じる日だと思うことにする。 -
最近見た映画ふたつの、最後の台詞がどちらも「(家に)帰ろう」で、物語の結末が家に帰る、というのはとてもよくあるらしい。
昨日、一日中外に居て家に帰った夜、あぁ落ち着くなぁとほとんど感動した。
今日は一日中家に居て、問題はなにもなかったけれど感動もしなかった。
外に行くから帰れるのだな。
野球でもホームベース、というように。
わたしは今日も、たぶん明日も帰れない。ずっとベンチ。
朝から晩まで外で過ごすのは一ヶ月に一度の連休くらいなので、一ヶ月、が映画ひとつ、みたいなかんじかな。
昨日が始まり。
また次のご褒美まで。 -
夫と出かける休日。
資源ごみを持ってさぁ家から出て、ちょうどそこに収集車が来ているところ、あぁぎりぎり!だめかな!って走って行ったら、コンテナに分けるため袋に入れてきたそれを、そのまま貰いますよ~と、にこにこ感じの良い収集のお兄さん。清々しい、とっても気持ちの良い朝。
いつものお店でランチ、大好きなごはんをゆっくり食べて、優しい店主と話をして。
もはやわたしにとってのユートピア。
回復するのを心から感じる。
午後は初めてのお寺と、それから、お寺のそばに夫が地図で偶然見つけたという、ごくごく小さな稲荷神社へ。
この神社の名が、我が家の苗字と同じ!
これは行かなきゃ!お参りしなきゃ!とびっくりしたそれは、写真で見た以上に本当にひっそりしていた。でもきつねさまがたくさんで、小さくなく、とてもうれしかった。
母と、仏壇の父に伝えたいな。
目の前で電車のドアが二度も閉まる、とか、あぁ~っていうアンラッキーが幾つか。
でもラッキーも幾つか。
帰り道の星はきれいだった。
そういえば感動したのは、夕方の駅で、すれ違いざまにおばあさんが何か落としたのに夫が気づいて、落ちましたよと拾ったら、おばあさん、
「あらやだ。恥ずかしい。」と言った。
ちっとも恥ずかしくなさそうに。
上品でとても素敵だった。
わたしは多分、わ~はずかしい~!!ごめんなさいありがとうございますううう!とか言ってしまう。
あぁあんな風に歳をとりたい。
優しい雰囲気のおばあさんだったな。一瞬だけれど。